2020.06.18

ホンダアクセス 「ホワイト物流」推進運動に賛同企業として参画 鉄道輸送へのモーダルシフトの取り組みを開始

 2019年から政府と企業とが一体となり、ドライバーがより働きやすい環境づくりを目指す「ホワイト物流」推進運動がスタートし、株式会社ホンダアクセス(以下ホンダアクセス)は賛同企業の一員として参画しています。取り組みの一環として、まずは最も搬送距離の長い北海道輸送便をJR貨物輸送へモーダルシフトしてきました。
 ホンダアクセスは、Honda車専用の純正アクセサリーの開発・販売・在庫の管理を手掛ける本田技研工業株式会社の100%出資子会社です。純正アクセサリーの多くは新車購入の際に車両と同時にディーラーオプションとして注文され、全国の販売会社で装着されます。注文いただいた純正アクセサリーを全国の販売会社に配送する際に、自社倉庫から全国にある部品販売会社倉庫までの輸送を自社で手配しています。
 そこで輸送に関する法令改正や慢性的なドライバー不足、物流業界の働き方改革などを背景に、「ホワイト物流」推進運動に参画し、荷主として従来の輸送体制を見直すことで法令順守とドライバーの拘束時間短縮や作業の簡易化を図り、持続可能な物流環境を目指しています。

「ホワイト物流」推進運動に賛同する企業としての具体的な取り組みは以下の通りです。

▽ドライバーの負担低減・安全性向上の取り組みを実施
幹線輸送部分と集配送部分の分離と、物流システムや資機材の標準化。
構内での荷役作業の簡易化の実現。

▽全体最適な輸送体制の構築
長距離輸送について、船舶や鉄道へのモーダルシフトを遂行。

 今回の取り組み推進は、出先倉庫から販売会社の輸送を担当するホンダ部品販売株式会社と共同で活動し、「ホワイト」物流推進運動の主旨に適い、かつ輸送品質と輸送コストの改善およびCO2の削減なども見込めることから、2020年2月13日より本格的な運用を開始しました。今回の実績を踏まえ、今後は北海道だけでなく全国へ拡大し、持続可能な物流の実現をホンダアクセスとして推進していきます。
 ホンダアクセスは、輸送に関わる方々にとって働きやすい環境づくりを行うことで、モノづくりの根幹を支えている物流を、長く安定的に維持する取り組みを進めてまいります。

※「ホワイト物流」推進運動ポータルサイト https://white-logistics-movement.jp/


北海道の出先倉庫での貨物輸送荷下作業北海道の出先倉庫での貨物輸送荷下作業