上質なセダンをさらに誇り高き一台へと
仕立てる、アコード専用のアクセサリー。
その開発に込めた、想いとは。
アコード アクセサリーの
開発者とデザイナーが、語りはじめた。



19インチ アルミホイール
アルミホイールガーニッシュ



フロントグリル



ロアスカート フロント



ロアスカート リア



ロアスカート サイド



トランクスポイラー
機能とデザインの両立。
スポーティーな
ハイブリッド車にふさわしい、
先進のアルミホイールを
実現した。
19インチ アルミホイール+アルミホイールガーニッシュ
アルミホイールは一般的に、切削や塗装といった加工処理を行っています。今回、アコードは、こうした加工を施したアルミホイールと、樹脂素材にクロームメッキの表面処理を施した5本のガーニッシュを組み合わせた、先進のホイールデザインを採用しました。Honda車では初となるアルミホイールガーニッシュです。手の込んだ造形と複数のマテリアルの融合によって、スポーティーかつハイブリッド車にマッチした、先進的なイメージを映しています。
上質を極める。
アコードの魅力を引き出し、
所有する価値を高める。
アコードのアクセサリーの在り方とは。
セダンを選ぶ人、その中でもアコードを選択されるお客様は、クルマ好き、運転好きの方が多く、それだけにクルマのことをよく知っています。こうした方たちの欲求に応えるためにアクセサリーはどう在るべきか。私たちは、アクセサリーを装着することでアコードならではの魅力がさらに引き出され、所有する価値がよりいっそう高まることが大切だと考えました。
テーマとしたのは、スポーティー&プレミアムです。車両の資質の高さを存分に活かすために、フロントグリルやロアスカート、アルミホイールなどを中心にアイテムを厳選し、一つひとつの造形を徹底的に吟味しました。そのうえで見え方にもこだわり、クロームメッキとグリントブラック塗装を効果的に用いた光沢感の統一性を重視するなど、躍動感と存在感、若々しさと落ち着きといった、上質を極めたアクセサリー展開を実現できたと自負しています。
仕立てのいいスーツに袖を通し、カフスボタンを楽しむように、お客様がアコードを選択され、こうしたアイテムでご自身のアコードライフを楽しんでいただきたい。お客様から一言、「さすが、アコードだね」と言っていただければ幸いです。
新たな領域への挑戦。
アルミホイールの
デザイン自由度を
広げるために、
必ず実現させたかった。
アルミホイールガーニッシュという新たな可能性。
今回、アコードのアクセサリー開発で、新たな挑戦といえるのがアルミホイールガーニッシュです。メッキ処理を施した5本のガーニッシュを、アルミホイールと組み合わせるもので、Honda車では初の商品です。
アルミホイールのデザインは、見え方でいえば切削や塗装といった表面処理が一般的です。これに加え、樹脂素材のガーニッシュを用いることで、メッキ処理などのパーツを組み合わせた新しい見え方が可能になります。しかも従来のホイールキャップタイプのガーニッシュと違い、5本別体のガーニッシュが実現できれば、アルミホイールのデザイン自由度が大きく広がることから、どうしても完成させたいという想いで開発を進めました。
しかし、完成に至るまでにはかなりの時間を要しました。ホイールは回転体なのでガーニッシュの配置の精度が重要です。また、走行中の路面からの入力やブレーキングの熱にもさらされます。こうしたさまざまな条件下で品質を確保できるようテストを繰り返し行った結果、ようやく実現することができたのです。
アコードの場合はクロームメッキを施した先進的かつスポーティーなイメージを表現しましたが、アルミホイールガーニッシュは形状や塗装などによってさまざまな表現が可能です。今後、クルマのイメージやお客様のニーズに合わせて多彩な展開が期待できる、新たな可能性を秘めたアクセサリーといえるでしょう。
クロームメッキの効かせ方で、
クルマの表情は
見違えるように変わる。
フロントグリル
クルマの個性を大きく印象付けるフロントグリルは、まずはスポーティーで精悍なイメージを持たせるためにブラック基調としました。そのうえでクロームメッキのガーニッシュを施すことで、グリル全体の立体感を強めるとともに、上質なセダンらしいクールな表情に引き締めています。フロントグリルという限られた範囲でありながら、メッキの効果的な使い方の違いによってクルマ全体の印象を大きく変えることができました。
若々しくスポーティーに
生まれ変わったアコードに、
さらにセダンらしい
優雅さを纏わせる。
ロアスカート(フロント用)
アコードは上質で若々しいスポーティーなデザインに生まれ変わりました。その良さをさらに引き出すために、セダンとしての優雅さも表現したいと考えました。そこで、フロントバンパー下部の形状を活かしながら左右のコーナー部を強調するよう、セパレートタイプのロアスカートをデザインし、ロー&ワイドを表現しました。これにより落ち着きと躍動感のあるフロントビューを演出しています。
ワイドで安定感のある
後ろ姿を生み出すために、
あえて難易度の高い
デザインにこだわった。
ロアスカート(リア用)
アコードのデザインの素性の良さを活かしながら、スポーティーな印象を強めるために、よりワイドスタンドな見え方にこだわりました。左右セパレートタイプを採用し、バンパー下部に斜めのカットラインを作り出すことで、車両中央にV字を想起させるラインを形成し、ワイド感を強調しています。通常、これだけシャープなカットラインの形状では車両との取り付け剛性などフィット感を得るのが難しいのですが、さまざまな走行環境を想定したテスト・検証を繰り返し行い、最適な仕様を見い出すことができました。このこだわりによってリアまわりに安定感を持たせることができ、風格のある後ろ姿を生み出しています。
サイドビューの躍動感を高め、
スポーティーな印象を
もっと強くしたい。
ロアスカート(サイド用)
サイドビューについては、スポーティーなイメージをより強調したいと考えました。サイド用のロアスカートには光沢感のあるグリントブラック塗装をアクセントに組み合わせることで立体感を強めました。さらに上質感を崩さないよう、後付けタイプではなく交換タイプとすることでボディーとの一体感を持たせるなど、これらによって躍動感をよりいっそう高めています。
風の流れを感じさせる
デザインによって、
リアビューを
よりスポーティーに見せる。
トランクスポイラー
トランクスポイラーはセダンのリアビューをスポーティーに見せるうえで、とても重要といえます。アコードでは、まずはサイドに彫りのある造形を施し、ボディーサイドからの風をスムーズに後方へ流すイメージに。そのうえで弓状に配したブラックのモチーフによって、ルーフからの風を制御しているイメージを持たせました。バンパー下端のブラックモールとのマッチングも実現したことで、リアビュー全体によりスポーティーなイメージを与えています。
純正ならではの強み。
安心を阻害せずに、
美しさにも妥協しない。
車両との一体開発だからこそできる、機能とデザインの両立。
アクセサリーを開発する際に気を付けなければいけないのは、車両本体に備わった機能や性能をスポイルしてはいけない、ということです。特にエクステリアの場合、走行や安全に関わるパーツも多いため、見た目の美しさだけでは許されません。ホンダアクセスでは車両の開発と一体となってアクセサリー開発を同時に進め、機能とデザインの両立を常に追求していますが、それを成立させるためには苦労も伴います。
アコードの場合、その顕著なものがフロント用のロアスカートでした。フロントバンパー周辺にはHonda
SENSINGを構成する重要な装置であるレーダーなどが設置されています。そのためロアスカートの形状や取り付け位置によっては、誤検知や誤作動など機能に影響を与えてしまいます。しかしだからといってデザインを妥協することはできません。そこで、車両開発の設計やデザインの担当者たちと意見を交わしながら連携を図り、試作、テスト、検証を重ね、最適な取り付け位置やデザインの仕様を決めていきました。
お客様の中には安全でクルマを選ぶ方も多くいらっしゃいます。クルマにとって最も重要といえるこうした機能を確保しながら、より美しいスタイルを成立させることで多くのお客様に安心して選んでいただく。ホンダアクセスだからこそ成し得る、純正アクセサリーならではの強みです。