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語り継ぎたいこと 〜チャレンジの50年〜

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ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング設立 / 1980

自動車王国アメリカに生産基地を築く

ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング設立 / 1980

2輪のフラッグシップモデルをHAMで

HAMの生産機種を決定する上では、さまざまな意見が出された。

アメリカの2輪車市場は大型オートバイが主流である点を考えると、日本の埼玉製作所・狭山工場で生産し、対米輸出している2輪車のフラッグシップモデル、ゴールドウイング・GL1000が望ましかった。同車をHAM専用の生産機種とし、日本では生産しない基本方針が固められたものの、同車は部品点数も多く、初めてオートバイの生産活動に携わるHAMのアソシエイトにとっては難易度も高い。品質を確保していく上で、多くの労力が必要となることも十分予想された。

従って、部品点数が比較的少ないモトクロス仕様のオートバイ・CR250Rの生産からスタートした後、段階を踏んでゴールドウイング・GL1000を立ち上げていくことになったのである。
1979年に入ると、日本人駐在員の現地入りが始まった。彼らは市民として地域社会に溶け込むように、分散して住むこととした。駐在員と家族にとっては、言葉の問題など多くの苦労があったが、Hondaのこのような姿勢が、HAMが地元に溶け込み、地域社会に認められる基盤になっていったのである。

HAMでは日本人駐在員の指導の下、アソシエイトへの工程訓練が始まった。技術指導は通訳を介さずに実施され、日本人駐在員は、言葉とジェスチャーを交えながら、Hondaが生産活動を行う上で最重要視している品質管理の大切さを、繰り返してアソシエイトに説明し、熱心に技術指導を繰り返していった。

また、アメリカ人マネジャーを日本に派遣。Hondaの生産活動を学ばせるとともに、固有技術を必要とする溶接作業では、アソシエイトに、オハイオ州の職業訓練所で基礎知識を学ばせた後、日本で2週間にわたる実習を体験させた。訓練はその後、他工程でも着々と進められた。さらに、立ち上げに向けて、狭山工場と部品の搬送における検討もあらゆる面から行われた。それは、日本からの海上輸送やアメリカでの鉄道を利用した輸送事情を踏まえ、品質面や生産管理面から、部品の数と種類をどのようにセットし梱包したらいいのか、という細部にわたるものであった。

1979年9月10日、CR250Rの第1号車がラインオフした。生産活動は、品質確保を最優先にして行われ、
「部品に傷があるのを見つけたら、すぐに打ち上げ、後工程には流さないこと」
などの発見提案が推進された。

Photo

1979年9月10日、HAMで生産された2輪車・CR250Rの第1号車がラインオフ。ライダーはHAM初代社長の中川和夫

また、部品メーカーには、部品を搬入する際の取り扱いに対する注意を呼び掛けるとともに、品質要件に満たない部品が見つかった場合には、その原因を共に追求し、その対処に当たっていったのである。

このようにしてHAMは、生産活動を徐々に軌道に乗せ、1980年4月には待望の新機種、ゴールドウィング・GL1100が、HAMのアソシエイトの手によって立ち上げられたのである。

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