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CG125 / 1975

ブラジルの2輪市場を切り拓く

CG125 / 1975

発展途上国の使い勝手を徹底追求

エンジンの基本構想がまとまり、1974年3月、開発チームが本格的にスタート。開発期間を約1年間と定め、発展途上国向けに、各国でノックダウン生産も可能な専用モデルの開発に着手したのである。

開発要件は、
@燃費・耐久性に優れた4サイクルOHVエンジンを搭載すること
Aエンジン排気量は110cc、125ccの2種類とし、シリンダー配置は直立とすること
Bスポーティーで夢のある外観デザインであること
C実用的な使い勝手を十分に踏まえた設計とし、メンテナンスも容易であること
というものであった。

「エンジンを直立OHV形式としたのは、S110のイメージを一新して、Hondaの2輪車のスポーティーイメージを再構築したかったからです。当時の発展途上国の人たちにとって、2輪車を購入することは一種のステータスであり、夢でもあった。そして、お金を蓄えて、ようやく手に入れた2輪車だから、長持ちしてほしいわけですよね」(稲垣)。

加えて、このOHVエンジンでは、高性能化とメンテナンスのしやすさを狙った軽量ショートプッシュロッドの採用、OHCエンジンの加工ラインとの共用化による生産性向上なども図られた。

フレームボディーも、熊本製作所での大量生産に適した鋼板プレス仕様と、各国でのノックダウン生産向けのパイプ仕様の2種類を開発した。パイプ仕様は大型プレス・大型金型を必要とせず、最少の投資で生産が可能であり、『小さく産んで大きく育てる』という、海外での工場立ち上げの原則にもかなったものであった。ダイヤモンドフレームには2から4人乗りにも耐えられる補強を行った。

ガソリンタンクはフラットな形状として、2種類を開発。上面の多様な使い方に対応できるようにするとともに、各国での拡販に寄与できるよう、色やストライプについても幾種類かを企画段階から準備した。また、シートもロングシートと、過積載にも耐えられるキャリア付シングルシートを同時開発した。

エアクリーナーエレメントは洗って再使用できる発泡ウレタン製とし、Honda初の2重エレメント構造を採用した。外筒はメッシュを荒くして1次ろ過機能を持たせ、内筒は20ミクロン以上のほこりを完全に清浄し、さらに20ミクロン以下のほこりもエレメントに含浸させたオイルで完全に除去できるようにした。これによって、エンジン寿命が延び、エンジンの信頼性が飛躍的に向上した。

その他にも発展途上国の使い勝手を考慮し、メンテナンスフリー、耐久性、生産性などの観点から、多くの新機構・仕様・製造方案が盛り込まれた。

Hondaのチャレンジングスピリット

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