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鈴鹿サーキット完成 / 1962

モータースポーツの夜明け

鈴鹿サーキット完成 / 1962

初めてづくしのレース開催

竣工式の2カ月後の11月、記念すべき初のレースとして、第1回全日本選手権ロードレースが開催された。

本格的なロードコースでの2輪レースは、海外レースに出場した一部のワークスライダーが経験しているのみで、運営側、アマチュアライダーの双方にとって、初めてづくしのレースであった。最初に着手した競技規則書づくりでは、マン島TTレースのものをイギリスから取り寄せ、各メーカーと協議して作成。ライダーたちは各メーカー系列ごとに鈴鹿市内の旅館に泊まり込み、慣熟走行を重ねた。

レース当日は、前売券の販売状況から、2日間共に10万人ずつの入場者が押し寄せることは予想していたが、そのことによってどんな事態が引き起こされるのかは、全く計り知れなかった。

初日は雨にたたられた。入場者は泥田と化した駐車場と観客席で悪戦苦闘。正装した女性は靴から服までドロドロに汚れた。白子付近の店では、カッパ、靴下、下着等が売り切れたというエピソードも残っている。一部の観客は最短距離を行こうと、柵を乗り越えてコースを横断し、レースに支障をきたす場面もあった。

レースの運営そのものは比較的スムーズに行われた。大観衆は初めて目の前を疾走するマシンのスピードと排気音、オイルのにおいに酔いしれ、本格的なモータースポーツの夜明けを体感したのである。

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第1回全日本選手権ロードレース、セニア50ccのレースに見入る観衆

翌1963年5月には、第1回日本グランプリ自動車レース大会を開催。自動車メーカー、ドライバーの双方とも全く初の4輪レースである。変速レバーはコラムシフト、タイヤはノーマルのホワイトリボン付きで、外国製のマシンと比べると大きく立ち遅れていた。また、ドライバー同士のもめ事もあった。

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第1回日本グランプリ自動車レース大会〔写真提供 塩崎定夫氏〕

しかし、鈴鹿サーキットの完成と、そこでの二つの大きなレースの開催は、1963年に栗東と尼崎間で一部開通となった名神高速道路を皮切りとする高速道路網の整備に伴い、2輪・4輪車に要求され始めた高速耐久性の向上に大きく貢献することとなる。自動車メーカーのみならず部品メーカーの技術レベルも、それらを機に一気に飛躍したのである。

Hondaのチャレンジングスピリット

エキスパートを生み出すシステム
  1. エキスパートを生み出すシステムエキスパートを生み出すシステム
  2. 技術研究所の分離・独立 / 1960技術研究所の分離・独立 / 1960
  3. 私の記録、資格制度の導入 / 1960私の記録、資格制度の導入 / 1960
ついに果たした四輪業界への進出
  1. ついに果たした4輪業界への進出ついに果たした4輪業界への進出
  2. S360・T360発表 / 1962S360・T360発表 / 1962
  3. 4輪車の販売体制づくり / 19664輪車の販売体制づくり / 1966
  4. N360発表 / 1967N360発表 / 1967
  5. Honda1300発表 / 1968Honda1300発表 / 1968
  6. CVCCエンジン発表 / 1972CVCCエンジン発表 / 1972
  7. シビック発表 / 1972シビック発表 / 1972
  8. アコード発表 / 1976アコード発表 / 1976
世界に市場を求め、需要のある所で生産する
  1. 世界に市場を求め、需要のある所で生産する世界に市場を求め、需要のある所で生産する
  2. アメリカン・ホンダ・モーター設立 / 1959アメリカン・ホンダ・モーター設立 / 1959
  3. ベルギー・ホンダ・モーター設立 / 1963ベルギー・ホンダ・モーター設立 / 1963
  4. ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング設立 / 1980ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング設立 / 1980
展開期に向けての爽やかなバトンタッチ
  1. 展開期に向けての爽やかなバトンタッチ展開期に向けての爽やかなバトンタッチ
  2. 本田・藤澤両トップ退任、河島社長就任 / 1973本田・藤澤両トップ退任、河島社長就任 / 1973
先進性・独創性にあふれた技術・商品群
  1. 先進性・独創性にあふれた技術・商品群先進性・独創性にあふれた技術・商品群
  2. 長円形ピストン・エンジン / 1979長円形ピストン・エンジン / 1979
  3. ホンダマチック・トランスミッション / 1968ホンダマチック・トランスミッション / 1968
  4. カーナビゲーションシステム / 1981カーナビゲーションシステム / 1981
  5. エアバッグ・システム / 1987エアバッグ・システム / 1987
  6. 舵角応動型4輪操舵システム(4WS) / 1987舵角応動型4輪操舵システム(4WS) / 1987
  7. VTECエンジン / 1989VTECエンジン / 1989
  8. MEエンジン(G100・150・200・300・400)シリーズ / 1977MEエンジン(G100・150・200・300・400)シリーズ / 1977
  9. ZEエンジン(GX110・140・240・270・340)シリーズ / 1983ZEエンジン(GX110・140・240・270・340)シリーズ / 1983
  10. DREAM CB750FOUR / 1969DREAM CB750FOUR / 1969
  11. CG125 / 1975CG125 / 1975
  12. ロードパル / 1976ロードパル / 1976
  13. シティ / 1981シティ / 1981
  14. NSX / 1990NSX / 1990
  15. オデッセイ / 1994オデッセイ / 1994
  16. 電気自動車・Honda EV PLUS / 1988電気自動車・Honda EV PLUS / 1988
  17. 携帯発電機・E300 / 1965携帯発電機・E300 / 1965
  18. 歩行型芝刈機・HR21 / 1978歩行型芝刈機・HR21 / 1978
  19. ミニ耕うん機・F200『こまめ』 / 1980ミニ耕うん機・F200『こまめ』 / 1980
ものづくりの本質を追求するHondaの生産技術
  1. ものづくりの本質を追求するHondaの生産技術ものづくりの本質を追求するHondaの生産技術
  2. ホンダエンジニアリング設立 / 1974ホンダエンジニアリング設立 / 1974
  3. 世界一コンパクトな溶接ライン / 1982世界一コンパクトな溶接ライン / 1982
  4. 箱物部品のモジュールトランスファーライン / 1981箱物部品のモジュールトランスファーライン / 1981
  5. 塗装自動化ライン / 1988塗装自動化ライン / 1988
レースへのあくなき情熱
  1. レースへのあくなき情熱レースへのあくなき情熱
  2. 鈴鹿サーキット完成 / 1962鈴鹿サーキット完成 / 1962
  3. 2輪世界GP参戦 / 19792輪世界GP参戦 / 1979
  4. F1参戦 - 第1期 - / 1964F1参戦 - 第1期 - / 1964
  5. F1参戦 - 第2期 - / 1983F1参戦 - 第2期 - / 1983
  6. インディカー・レース参戦 / 1994インディカー・レース参戦 / 1994
  7. ツインリンクもてぎ誕生 / 1997ツインリンクもてぎ誕生 / 1997
アイデアを出して大いに遊ぶ
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