- テーマ1 装備/オプション
- 「フリード スパイク ハイブリッド」を売って購入できる車という条件がありましたから、「N BOX + 車いす仕様車」は無理だろうと考えていました。私の中で、Honda車はグレードが上がると価格が急に上がるというイメージがありましたから、もしも購入できても、一番下のグレードで装備は期待できないと思っていました。けれども、「G・Lパッケージ」を提案していただき、ある意味、フリードよりも装備が多く付いてきたという感じでした。もちろん、一番の装備は車椅子用の「スロープとウィンチ」です。しかもそれがすっきりと収納されて「4人乗り」や「車中泊仕様」になるのですから、「モビリオ7人乗り」のマジックを思い出してしまいました。いや、それ以上のマジックだと思います。モビリオの時に提案させていただいたヘッドレストの収納も取り入れてくださっていて感激でした。イージードアクローザーやパワースライドドアが標準装備されていないことは我慢。エンドボードは百均購入雑貨でOKにしました。
- テーマ2 燃費/経済性
- ハイブリッドからの乗り換えで、燃費は正直期待していませんでした。地方都市ではありますが、街乗りの多い私ですから。けれども、軽自動車としては重たい車でありながら、モビリオ並み、時には、フリード ハイブリッドの燃費に迫ってくれるのはさすが実燃費のよいHondaです。知らないで選んだのですが、車いす仕様を選んだことで、税制面で優遇されていました。後で改装することも可能なのですが、はじめから装備しておく方がよいなと思いました。私の父は車椅子のお世話になっているのですが、先日、帰ったとき、父を車椅子ごと乗せてドライブしました。他の車いす仕様の改造車では「N BOX + 車いす仕様車」のような手軽さと価格を手にすることは難しいだろうと思います。
- テーマ3 乗り心地
- 背が高く、車重の重い「N BOX + 車いす仕様車」の乗り心地には不安を持っていました。ですから、試乗の時も坂道の多い道に向かってもらい、わざと車を揺するような運転をお願いし、自分でも運転させてもらいました。印象としては、許容範囲内というイメージでした。購入して滋賀から岡山という長距離や山道も運転した現在、さすが100点はつけられないけれど合格という思いです。高速道路ではターボにしておけばと思わなくもないけれど使用する上で困ることはないし、背が高い割にはぐらぐらする感じが少ないことをうれしく思っています。
- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか？デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- 退職の記念に「モビリオ」から「フリード スパイク ハイブリッド」に乗り換えた私でした。「N BOX +」はその後に出たNシリーズの軽自動車。コンセプト段階に「スパイク」を冠していましたから、関心はありましたが、まさかこの車に乗り換えることになろうとは考えてもいなかった車でした。では、なぜ？実は、私が病で倒れてしまったのです。幸い、妻の適切な対応と医学の力で回復しましたが、一時は左腕が動かず…、という状態に陥りました。幸い、投薬とリハビリで運動機能を取り戻し、私にハンドルが戻ってきました。けれども、家族は取り回しが楽で、長距離運転に私が挑まないであろう軽自動車への乗り換えを勧めました。ならば、購入する車は、車中泊可能なHondaの「N BOX +」それも「車いす仕様車」か、D社・S社の「誤発進防止・止まる車」の「M・S」と私の中では決まっていました。
