OWNER'S  REPORT

北海道道の駅スタンプ職人 さん

(30代/男性/北海道)
2012年7月20日 投稿


車種名:ステップワゴン
タイプ/グレード:スパーダ
購入年度:2012
[総合評価]
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ステップワゴンステップワゴン
テーマ1 内装/居住性
「2リッタークラス最大の荷室」とうたっているように、ともかく広いです。
秀逸な床下収納式3列目シートがそのスペースを生み出しています。
私は独身で配偶者や子どもはいませんが、親戚に高齢者が二人おり足が不自由なため車イスを必要とします。
前所有車では車イスを2台積むのが精いっぱいでしたが、このクルマなら一泊旅行分の荷物を積んでもまだスペースに余裕があります。

そして、子どもでもラクラクの乗降のしやすさも重要なポイントでした。
高さだけなら「フィット」を選択すれば良いのですが、間口が狭くアクセスしづらい。
そして、健常者には気づきにくいのがドアステップ部分のわずかな段差です。
足が入らない、出るときにつまづいていたからです。
このクルマは最低地上高が低めの上、グラブレール(取っ手)が備わっており、かつ間口が広いため車内へのアクセスがしやすくなっています。
車イスに乗る親戚を実際にディーラーに連れて行き、実体験してもらい、高評価を得たのが、このクルマに決めた大きな理由です。
テーマ2 走行性能
購入前の不満点に「SOHCエンジン」を挙げました。
重い車体に2L「ストリーム」と同じエンジンで非力ではないかという不安・不満はいい意味で期待を裏切ってくれました。
前所有車が2.4L DOHCエンジンだったのでさすがに絶対的パワーは劣りますが、4人乗ってもぐんぐん加速します。おそらくCVTとのマッチングが良いからだと思います。
5ATと異なり加速がスムーズな上に、変速ショックが少なくストレスがなくなったのも事実です。
また低重心ミニバンのHondaとあって、同クラスの他メーカーミニバンより背が低めのためか、ロール(車体の傾き)が少なく安全にコーナリングできます。
また、前車はフロントピラーが太くて左右前方が見辛く不安でしたが、ステップ ワゴンは見切りが良く、見通しが悪い場所や交差点でも安心感が高いです。
テーマ3 燃費/経済性
前車は長距離でエアコンなしで14.0〜15.0km/lを記録していましたが、普段でエアコンなしだと8.0〜10.0km/l、冬期で街乗りだと7km/lを下回っていました。
重いからといって燃費が悪いのでは意味がありません。
全タイプにアイドリングストップ機能が装備されたほか、4WDにCVTが採用されたことにより、従来型よりも燃費が向上しています。
いちいちエンジンオフにする手間が省けて助かりますね。
街乗りでエアコン稼働しても9km/l台なのは驚きです。
先日よく行くドライブコースで「試験走行」しました。
すると、カーブ・坂が多いルートにもかかわらず、大人4人乗車で燃費は14.6km/lと好記録を達成。その「良さ」をあらためて実感しました。
ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか?デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
当初は上司が前期型の「スパーダ」を所有していたことと、家族が某メーカーの大型ミニバンを所有していたので選択肢にありませんでした。
しかし、車イスに乗る親戚の一声(「このクルマ乗りづらいね」)で一変。考え抜き、親戚と相談し合い、購入することになりました。
この時まで走行性が高く、10万キロは乗ると心に決めていたクールなRM型CR-Vを所有していましたが、自分の楽しみだけで、他の人のことを考えていませんでした。
最初から「ステップ ワゴン」のスポーティーモデル「スパーダ」に決めていたのですが、現在、2リッタークラスミニバンは各メーカー間の競争が熾烈ゆえ、造りがしっかりしているはずです。
不満点は2点あり、価格が他メーカーのミニバンよりも高めなこと。
そして、加えて不安なのがエンジンがマイナーチェンジ前と同じSOHCである点です。
一方良い点として、VSA・アイドリングストップ機能を全タイプ標準装備としていること、「スパーダ」の全タイプがディスチャージヘッドライトを採用している点は他メーカーに対して優位にある、そして新型「ステップ ワゴン スパーダ」はよりスタイリッシュさに磨きがかかり、4WDに待望のCVTが採用され、「エアウェイブ」を所有していた私にとっては燃費に期待が高まった点です。