- テーマ1 外観
- ベースとなったSSMのイメージを殆ど崩さずに量産デザインまで持って行った点（デザイナーの技量）は褒められるものだと思います。
ウェッジシェイプのデザインが優先された結果、ウエストラインが高くなり運転席からの眺めは決して開放的ではありませんが、慣れてしまえばこんなものかな？という感じです。
ロングノーズ、ショートデッキというFRスポーツカーの定石を踏襲しつつ、極限まで低めたボンネット、左右に広がるフロントフェンダー、大胆に切り取った左右オーバーハング部等、他に無いデザインはそう簡単に古めかしくならないでしょう。
- テーマ2 走行性能
- 果たして本当に9000rpmまで回る必要があるのか?は疑問ですが（そこまで使い切れない）、250ps命題を克服する為のエンジニアの意地と努力には敬服します。
本当は個人的には中間領域でのトルクの盛り上がりの方がクルマを活き活きと走らせる上ではありがたいのですが。。。
極低速でのトルクの薄さはとても2Lエンジンのそれとは思えませんが、エキマニをいろいろ替えた結果、現在は満足できるものになりました。
- テーマ3 装備/オプション
- 「生粋のスポーツカーをオープンで作る」というのは、やや矛盾しているように思えました。
オープンであればこそ、内装や居住性はむしろ重視されるべきですがそこは割り切った。オープンを楽しむ乗り心地も割り切った。
唯一の救いと思えることは、大人2人がちょっとした旅行に行ける程度には確保されたトランクルームですね。
（BEATにはそれがなくとても苦労しましたから、実用性がありありです。）
- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか？デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- 「Honda創立50周年記念」ともなれば、当然スポーツカー。
そのスタディモデルとして各国のモーターショーに出品されたSSMは衝撃的でした。
「やっと、HondaにFRが戻ってきた…」
感銘を受けました。
無理矢理250psを絞り出した感のあるSPEC（EU,US仕様は240ps）にはやや子供じみたものを感じ、発売開始後暫くは静観していましたが、リアウィンドウがガラス化されたのを機に「やっぱ買うしかないな。」と決めたのでした。
