- テーマ1 外観
- このクルマを選んだ最大のポイントは、その低全高かつ流線形のフォルムでした。
押し出しのきいたフロントマスクにフォグライトがきれいにビルトインされたエアロバンパー。さらに、ワンダーシビック以降アコードエアロデッキなどでも見られた、Honda伝統ともいえる流線形の美しいロングルーフ。そしてスパッと切り落とされたテールゲート。しかもそれらの美しいデザインは5ナンバー枠にしっかりと収められ成立しているということ。
このクルマは今までのミニバンという概念にはとらわれない、新しいタイプのセダンだと思います。ドライブを終え、クルマから降りた後、何度も振り返ってしまう…こんなに美しいクルマに出会ったのは、久しぶりです。
- テーマ2 走行性能
- 後期モデルのこのクルマにとって、「熟成」という言葉がピッタリくるのではないでしょうか。基本性能は可能な限り磨かれ、「安心」「快適」を深く語りかけてきます。コーナーでのレスポンスはもちろん、高速走行での安定感は、長距離移動の疲労感を軽減させてくれます。1800のi-VTECと5速ATはマッチングもよく、充分にトルクフルでいたずらな速さを求めるのではなく、すごくジェントルな走りを実現してくれます。
55タイヤはゴツゴツした不快な突き上げもなく、熟成されたサスペンションがしっかりと吸収し、コーナリングでの安定につながって、欧州車的な乗り心地です。
- テーマ3 内装/居住性
- クルマ選びの中で、意外に気になるのがシートではないでしょうか？
自分の場合、骨格のしっかりとした肉厚なシートが好みなのですが、以前乗っていたアコード同様、このクルマのシートは秀逸なものです。疲労がなく、一度ポジションを決めると、しっかりと目的地までホールドしてくれます。
2列目シートもリクライニング機構と肉厚な背もたれ、そして充分なレッグスペースがあり、この点ではセダンを凌ぐ快適なゲスト空間があります。
総評ですが、全てにおいて熟成されており、かなりオススメです。現在のミニバンというカテゴリーから見ても、セダンからの乗り換えでも、違和感なく受け入れられる「いいクルマ」だと思います。
- ご購入される前にこのクルマにどんなイメージをお持ちでしたか？デザイン、性能等で期待されていたことを含め、お聞かせください。
- セダンが好きでしたので、7人乗れるのに低全高フォルムというところに、ミニバンというよりもセダンの新しい可能性を秘めたクルマだと解釈していました。低全高フォルムから走りについても期待をしていました。
後期モデルということもあり各部の熟成も期待でき、商談から納車までの間もカタログを何回も読み直して、納車日が楽しみでした。
