ホンダが初の船外機を発売した1960年、当時の船外機市場では2ストロークが主流でした。
2ストロークは構造がシンプルで軽量、小さい排気量でも大きなパワーが出せるといったメリットがありますが、燃費や環境性能においては4ストロークの方が優れています。
Hondaは創業者の「水上を走るもの、水を汚すべからず」という信念のもと、一環して環境に優しい4ストロークエンジン搭載の船外機を開発してきました。

4ストロークが得意とする燃費と環境性能はもちろん、4ストロークでも、2ストロークと同等の加速力を両立させることで、Hondaらしい「走る楽しさ」を実現したい。「BLAST」はそれを実現させるHonda独自の空燃比連動点火時期制御技術です。2006年に発売した「BF90」で初めて採用され、現在ではBF40〜250の各モデルに搭載されています。
※2014年11月現在

  • 「BLAST」:英語の「爆発的・痛快な(加速)」の意味と、「Boosted Low Speed Torque」をあわせた呼称
  • BLAST搭載「BF225」

BLAST搭載モデル例「BF250 」漁船や警備艇などヘビーデューティーな船艇への搭載を前提に開発。3.6L V型6気筒VTECエンジン。
BLASTにより中・低速における優れた加速性能を実現している

仕組みとメリット

船舶の場合、加速時(立ち上がり時)に十分なパワー(トルク)が無いと、舳先(船体の前部)が上を向いた状態(バウアップ)が続き、走りに物足りなさを感じるとともに、燃費の良い航行姿勢(プレーニング)になかなか移行できません。
2ストロークエンジンは4ストロークエンジンに比べ軽量でパワー(トルク)に勝るため、「立ち上がりの加速」に優れており、この優位点を4ストロークエンジンでどう実現するかが課題でした。

「BLAST」はスロットルを全開にする加速時において、トルク最大となる空燃比に制御し、それに連動して点火時期をノッキング限界まで進角制御することで、よりトルクを向上させる技術です。
この技術により立ち上りの加速性能が向上し、燃費の良いプレーニング状態への移行時間を短縮することができました。
「BLAST」採用により、4ストロークの船外機で「走りの楽しさ」と「優れた燃費・環境性能」の両立を実現させているのです。


  • 空燃比の制御イメージ

搭載機種例

船外機

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  • BF250

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