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Technology > NEW CATEGORY TECHNOLOGY > JET TECHNOLOGY > HF120

HF120とは・・
ターボファンエンジンとは、いわゆるジェットエンジンの一種で、
今日の航空機エンジンの主流をなすものです。
HF120は、小型軽量、低燃費、低エミッションが特徴の小型ターボファンエンジン。1999年より設計を開始し、2003年にビジネスジェット実験機「HondaJet」に搭載して信頼性を確認したHonda独自開発のHF118をベースに、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)とHondaが共同で改良を加え、燃費や信頼性、低騒音、低エミッション性能を向上させながら、定格推力を2,095ポンドとした次世代型エンジンです。
Honda Jetへの搭載に向けて、ホンダエアロインクが、米国ノースカロライナ州バーリントンでの量産を予定しています。
航空事業への参入は、Hondaにとって創業時からの夢でした。それは1960年当時、Hondaがスーパーカブというヒット商品を出した頃。二輪車業界では世界でもトップクラスへと躍り出ていたものの、まだ自動車ビジネスを始めていない時期のことです。Hondaの創業者である本田宗一郎は、その頃すでに、「これからの社会は空だ」と、言葉にしていました。
「HF120」は、Honda独自開発の数値流体計算ソフトを用い、エンジン内部の空気の流れを最適設計することにより、小型/高性能を実現した「HF118」の進化モデルです。シンプルで高性能な燃焼器の開発により、排気エミッションを将来小型機にも適用予想される大型機用の規制値をクリア出来る低レベルに先駆けて抑えることに成功しています。また、同時にこのクラスで最高の低騒音性と低燃費を実現。環境にも配慮したエンジンです。
《主要諸元》
小型ターボファンエンジン HF120
定格推力: 2,095ポンド
バイパス比:2.9
最大直径 : 53.8cm
重量 : 182kg以下
オーバーホール間隔 : 5,000時間
Hondaは、空へ飛び立つという夢の第一歩を踏み出しています。航空事業への参入は創業以来の夢であり、Hondaは二輪、四輪に限らず、幅広くモビリティ全体の研究開発を行いたいと考えています。3次元のモビリティである小型ジェット機や航空機エンジンの開発は、Hondaの新たな挑戦。Hondaが目指しているのは、燃費と環境性能にすぐれた新世代の小型ビジネスジェット機とそのエンジンの開発です。
航空機エンジンには、ピストンエンジン、ターボプロップエンジン、ターボファンエンジンがあります。ターボファンエンジンとは、いわゆるジェットエンジンの中でも最も普及している、燃費と高速性能のバランスに優れた形式のエンジン。Hondaは1986年に小型ジェットエンジンおよび小型ビジネスジェット機の研究をスタート、1999年より小型クラスに属する自社製ターボファンエンジン「HF118」の開発に着手しました。
このエンジンは、地上試験と約200時間の他社機体での飛行試験を含め、1,400時間以上の運転で信頼性の高さを実証。2003年12月には、自社開発した新しいコンセプトの小型ビジネスジェット実験機「HondaJet」にHF118を搭載して、米国においてフライト試験を開始しました。
2004年2月、Hondaは、長い歴史と経験を持ち、世界最大のジェットエンジンメーカーである米国のゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)と小型ビジネスジェット機用ターボファンエンジンの共同事業化で提携。HondaとGEは両社の強みを合わせることで、軽量、低コストで高効率の小型ターボファンエンジン「HF120」を2006年10月に発表しました。
「HF120」は、「HF118」をベースに、さらにシンプル・軽量・高性能を追求。独自の設計により、規制を先取りした低エミッションを実現しながら、クラス最高峰の低燃費と低騒音性を達成。また、5,000時間というクラス最長のメンテナンスインターバルで優れた信頼性と経済性も実現しています。HF120は、Honda Jetへの搭載が決まっています。
Hondaの航空エンジン事業統括会社であるホンダ エアロ インク(Honda Aero, Inc. 社長:泉 征彦)は、小型ターボファンエンジンの生産工場を米国ノースカロライナ州バーリントン(Burlington)市に建設、2012年前半に量産を開始する予定。
ホンダ エアロ インクとGEの折半出資で設立したGE Hondaエアロ エンジンズは、2007年9月、埼玉県和光市の本田技術研究所 航空機エンジン開発センターにおいて、量産型ターボファンエンジン、HF120のフルエンジンでの性能実証試験に着手しています。
ターボファンエンジンの作動原理
■ エンジン入口から吸込まれた空気はファンで圧縮され、エンジンコア側とダクト側に分かれる。 (HF120では、約4分の1の空気がエンジンコアに導入され、残りはダクト側へ流れる)
■ コア側に取り込まれた空気は、低圧圧縮機、高圧圧縮機により、更に圧縮され、燃焼器に入る。 (HF120では、エンジン入り口に比べ約24倍に圧縮される)
■ 燃焼器内で、燃料と混合させ定常的な燃焼により、高温・高圧ガスを発生させる。 (ガスの温度は1000℃を超える)
■ このガスで、高圧タービン、低圧タービンを回転させ、それぞれが二重構造の回転軸を通じて、高圧圧縮機、低圧圧縮機& ファンを駆動する。(回転体の外周部速度は音速を超えるレベルに達する)
■ ダクトを流れてきた冷気と、タービンを回転させた後の高温ガスが、排気ノズルで加速し、エンジ ン後方へ排出されその反力として推力が発生する。(HF120の場合、ミキサーの採用により空気とガスを排気ノズルの上流で混合させ、排気騒音の低減と巡航燃費改善を実現している)
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