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Hondaは現在、『クリーン、エコノミー、サイレント、タフ』をスクーター開発のキーワードとし、スクーターに求められる環境性能を高次元で達成するとともに、エンジン、フレームのモジュール化(複合部品)を進めることで生産性を向上させ、お客様のニーズにきめ細かく対応できる新世代スクーターの開発・生産を進めています。
生産していく工程での必要なエネルギー量や、さらにお乗りいただいた後のリサイクル性までも考慮し、モジュール構造とした高剛性のアルミダイキャストフレームを採用することで、生産エネルギーの削減を実現しています。
具体的には、部品点数を大幅な削減し、電気を使う溶接・切削工程を不要としたほか、錆にくいアルミ材を使用したことで塗装工程も不要としました。
これらによって、車体骨格完成までに必要な総エネルギー量は、従来製法(鋼管、鋼板の溶接)に比べ57%も削減。さらに、原材料にはリサイクル性の高いアルミ材を使用するなど、徹底して環境に配慮したフレームとしています。
また、フレームの基本骨格は前後2分割構造とし、それぞれの部品群単位で組立を行うモジュール構造とすることで、生産性を向上させています。Hondaでは、この前後2分割式アルミダイキャストフレームを基本型に、これからも環境に配慮したスクーターの開発・生産を行ってまいります。
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従来、ダイキャスト製法を用いた場合は、鋼管のように中空断面や、目の字断面のような閉じた断面構造が取れないため、高い剛性を得るにはより多くの容積を必要としました。特にダイキャストによる独自の形状が、捻れや曲げの力が発生した時の剛性に大きく影響し、加わる荷重の方向が変化すると、剛性が大きく変化するなどの課題がありました。
また、一般的にダイキャストは鉄に対して変形しにくく、鋼管フレームと比較した場合、衝撃荷重の吸収には限界があり、しなやかさと剛性感を両立させることが困難でした。これらダイキャストが抱える課題を解決するために、断面基本形状をU字型にしてフロントからリアにかけて向きを反転させた構造(逆U字)を開発し、鋼管フレームと同等のスペース効率で、同等以上のしなやかさと剛性感を両立するアルミダイキャストフレームを実現しています。
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■開発フレーム |