「どこでも行ける」「どこまでも行ける」。
そんな唯一無二の存在として、2016年の復活以来多くの方からの支持をいただいてきた「アフリカツイン」が、様々な《ニューアイテム》を携え、フルモデルチェンジ。
見た目は大きく変わらずとも、その奥には「冒険」をより充実したものにするための技術と、開発者の熱い想いが詰まっています。
自身もオフロードフリークである開発責任者・森田 健二に話を聞きました。

エンジニアは語る

あまり例の無い、短いスパンでのモデルチェンジになりましたが。 「アフリカツインというバイクは2016年に再デビューするまで、15年もお休みをしている状態でした。多くのお客様からのご要望をいただきながらもご期待に応えられていなかったという反省があります。復活を果たしたからには、今度こそ本気で進化させ続け、もっとお客様に喜んでいただきたい。2016年に復活し、2018年に『アドベンチャースポーツ』を送り出し、2020年モデルとしてフルモデルチェンジというのはちょっとスパンが短いかもしれませんが、『アフリカツインを育て続けていきたい』という我々としての意思表明だと感じていただけたら嬉しいです」 排ガス規制への対応が必要なタイミングでもありますね。 「確かに世界各国での強化される規制への対応など、法規上モディファイが必要なタイミングではあります。しかし、お客様にもっと喜んでいただくためには『法的に問題ない』というだけでは不十分です。これをチャンスと捉えて、もっと『どこでも行けて、どこまでも行ける』より魅力的なモデルへと進化させたいと考えたのです」

エンジニアプロフィール

本田技研工業 二輪事業本部 ものづくりセンター
商品開発部 技師 森田 健二

1997年入社。学生時代からオフロードに親しみ、「CRシリーズの開発をしたい」と入社するも、以来なぜかGLやVFR、CB1300など重量級のロードスポーツモデルの開発に携わることに。アフリカツインの開発には16年モデルの量産化から携わり、17年モデルからLPLに就任。今回のフルモデルチェンジも手がける。愛車は2018年モデルのアフリカツインとCRF250R/450R、奥さんに内緒で買ったCRF250X。阿蘇の山中を走り回るのが日曜朝の日課。

CRF1100L Africa Twin 車種情報

テクノロジーCRF1100L Africa Twin