technology close upへ HYPER VTEC
 
スポーツタイプ二輪車用エンジンの
直押し動弁系バルブ制御システムの開発
地球環境保護の関心が高まる中、二輪車の開発においても、燃料消費率向上・排出ガスクリーン化・走行騒音低減などの対策が積極的に行われている。これらの環境保護対策とエンジン出力との両立は、技術的に難しい課題である。
Hondaは、高回転・高出力が望まれているスポーツタイプの二輪車用エンジンのために、エンジン出力と環境保護対策を両立させる「直押しタイプ」のバルブ制御システム「HYPER VTEC」(Variable Valve Timing and Lift Electronic Control System)を開発した。
Hondaはこれまで、可変バルブ制御システムとして、1983年に二輪車用として開発された「REV」機構や、そのREVを発展させ4輪車用として世界的にも認知された「VTEC」機構など、ロッカーアームに油圧回路を組み込み可変バルブ制御とするさまざまなVTEC機構を開発してきた。
しかし、スポーツタイプの二輪車用エンジンは、高回転・高出力の追求から、カムがダイレクトにバルブを駆動する直押し動弁系が主流となっている。ときには10,000rpm以上という高回転域さえも常用とするスポーツタイプの二輪車用エンジン。その高回転・高出力と環境保護対策を両立させるために、バルブリフターに油圧機構を内蔵するという、まったく新しいコンパクトな直押し動弁系可変バルブ制御システム「HYPER VTEC」を開発。4輪用を含め、ロッカーアームを介さないVTECシステムは、現在この「HYPER VTEC」だけである。
「HYPER VTEC」は、本田技研工業株式会社の商標です。