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このコンテンツは、1998年の情報をもとに作成されています。
耐久レースマシンのテクノロジーをフィードバック。
タイヤの片側のみにアームがある、高い剛性の「プロアーム」。
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Pro-Arm
片持ち式
スイングアーム
プロアーム
VFR、GOLD WINGに
採用されています。
「プロアーム」  
1985年、1986年の世界耐久選手権でチャンピオンを獲得したレースマシン、RVF750に投入された最新技術「片持ち式スイングアーム」は、ホイール交換時間を短縮できることに加え、同重量の両持ち式に比べて剛性を高くできることなど、多くのメリットを持っていました。そのメリットを量産車にも反映することを目的として、開発がスタート。量産車の発表時に「プロアーム」と名づけられました。
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通常のスイングアームはタイヤの両側にアームが配置され、それらを貫通してリアアクスルが組み付けられており、両持ち式と呼ばれています。両持ち式スイングアームは、素材が鉄の場合はパイプとプレスによる素材の組み合わせでつくられ、アルミニウムの場合はパイプと、パイプまたはアルミ鋳物の組み合わせでつくられています。これに対しプロアームは、タイヤの片側のみにアームがある片持ち式のスイングアームであり、アルミニウム鋳物の一体成形でつくることができます。このため、必要部分を厚く、不必要部分を薄くするなど、肉厚を自由に変えることができ、剛性の向上や複雑な形状にも自在に対応することができます。
また、両持ち式スイングアームでは、ベアリングの固定軸となる直径が15mmから25mmのボルト形状となります。それに対し、プロアームではアクスルが回転軸となって駆動力を伝達するため、外径40mmから50mmの中空軸となっています。そして、ホイール取り付け部にはフランジ面が形成され、この部分にブレーキディスクも取り付けることでブレーキディスクを車体センターに配置できるため、ブレーキング時に発生する偶力をおさえることができます。さらに後輪アクスルを支持しているベアリングホルダーの中心を偏心させ、この部分を回転させることでチェーンの調整を行うエキセントリックチェーンアジャスターにより、素早く精度のよいチェーンアジャストが可能となります

 
「VFRプロアーム」
■「VFRプロアーム」
両持ち式スイングアームの場合、ホイールには左側にスプロケットが、右側にはブレーキディスクが固定されています。片持ち式のプロアームではどちらもアクスルに結合されるため、ホイールには四輪と同じようにタイヤだけが組み付けられています。両持ち式がホイール脱着時にそのつどアクスルを抜かなければならないのに対して、プロアームではホイールのみを脱着することが可能です。リアに排気系レイアウトの設計の自由度を高められるとともに、ホイールの脱着やチェーン調整など整備性も同時に向上しています。
このコンテンツは、1998年の情報をもとに作成されています。