HondaTechnologyMotorCycle電子制御式“コンバインドABS”
ゆとりある走りと低燃費を両立するHondaのVCM

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編集後記

MC-ALBから始まるHondaのABS技術の中でも、
スーパースポーツ車用のシステムを完成させることは大きな課題の一つであり、
誰も実現していませんでした。

最初のトライは1998年にメカ式Racing-CBS(コンバインドブレーキ)を搭載していた
HRCレーサー、RVFのCBSを電子制御化するところから始まりました。
ABSは従来のシステムを踏襲してテストを行ないましたが、
高減速度とピッチング低減の両立が当時の技術では達成できませんでした。
いかにこの課題を解決するかと議論した結果、CBSのみでなく
ブレーキ操作自体を電子制御するブレーキバイワイヤーが必要である、
という結論に到達しました。
しかし、レバーフィーリングの自然さ、ブレーキをかけた時のレスポンス、
人間の代わりにモーターでブレーキをかける技術を成立させるには
かなり高いハードルを越えなければなりませんでした。
さらに、万が一システムに不具合が発生した時にも、
通常のブレーキ機能を残しておく必要があります。
低フリクションボールねじや2種類の異なった材質の部品で
構成されるストロークシミュレーターなど、
開発チーム内では「世界初」をキーワードに創意工夫を繰り返して行った結果、
システムとして満足できるものが完成しました。
また、車体への搭載にあたってはシステムを5分割することで、
重心位置に近い場所に配置し、マスの集中を図りました。

サーキットテストも度々行い、ブレーキ時の安心感を高めた
スーパースポーツ車用のブレーキの価値だけではなく、
スーパースポーツ車としての価値を高めたシステムを提供できたと思います。
今後も新しい価値を提供できる商品を開発していきたいと考えています。