i-VTEC
ひとクラス上のパワーと燃費を両立したi-VTEC

i-VTECは、環境性能を追求しながらも、クルマの走りの楽しさを求め続けるHondaのエンジンテクノロジーです。

※2007年10月発表の情報。このコンテンツでは、1.3L、1.5Lを例にi-VTECの解説を行っています。

i-VTECのメリット

「出力」「燃費」、いずれもがクラストップの性能。パワフルな走りの楽しさと、低燃費を両立しました。

パワーと低燃費の両立を可能にした
i-VTEC技術

i-VTECとは、エンジンの回転数に応じてガソリンを含んだ空気(混合気)を吸うバルブ(吸気弁)と混合気が燃えたガスを出す(排気)バルブの開きを変えるしくみ。

1.3L i-VTEC 
吸気側1バルブを「休止」

1.3L i-VTECエンジンは、i-VTECの器用さを利用し低回転時に、2本ある吸気バルブの1本を休止。低回転時にガソリンの少ない、薄い混合気を効率よく燃やし低燃費を実現しました。

1バルブ休止のメカニズム

1.5L i-VTEC 
吸気側2バルブの開きを「切り替え」

  • 1.5L i-VTECエンジンは、2本ある吸気バルブを低回転時は少なめに、高回転時は多めに開き、ハイパワーと低燃費を両立しました。

    バルブを開く仕組みは簡単。バルブを押し下げるカムとロッカーアームを従来の1種類から2種類にし、バルブの開きを《少なめ》と《多め》に切り替えるのです。

    その切り替えは、真ん中が切り離されているロッカーアームの中のピンを油圧で動かして行います。

    低回転時は、ピンが引っ込んでいるので、真ん中のロッカーアームが空振りします。バルブは、両端のカムの小さな突起で押し下げられ、開きが《少なめ》となります。

    高回転時は、油圧でピンを動かしてロッカーアームをひとつにつなげます。するとバルブは、真ん中のカムの大きな突起で押し下げられ、開きが《多め》となるのです。