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ホンダ新・衝突安全技術
1998/08/25


新・エアバッグシステム
i-SRS エアバッグ
助手席用に、世界初の 2段階出力コントロールシステムを開発。




■人を守るべきもので、人に傷害を与えたくない。
助手席用エアバッグの展開による加害性をさらに軽減します。

 ホンダが、エアバッグの基礎研究を開始したのが1971年。1987年には国産初の運転席用SRSエアバッグシステムを、1990年には助手席用をレジェンドに搭載しました。以来、採用車種を拡大し、いまでは全乗用車に設定しています。
 しかし昨今、エアバッグの加害性という問題が、クローズアップされてきました。この点に関して、ホンダはいままでも、インフレーターの低出力化、バッグ素材の改良、バッグの折り畳み方の改良など、さまざまな角度からエアバッグの展開による加害性の軽減を図ってきました。
 そして今回、日本で初めてエアバッグを採用したメーカーとして、責任とこだわりを持ってシステムとしてのさらなる進化をめざしました。



▲乗員姿勢検知システム図



■衝撃の大きさによってエアバッグの展開を制御する、助手席用エアバッグ。

 エアバッグによる傷害事故は、特に助手席での幼児・子供のケースが顕著に現れています。乗員がダッシュボードに接近しすぎている場合がほとんどで、比較的低い衝突速度で多く発生しているのが実態です。
 そのためにi-SRSエアバッグシステムは、衝突時の衝撃の大きさによって、エアバッグの展開をコントロールするシステムを実現しました。
 このエアバッグシステムは、2つのインフレーターを持ち、衝撃の大きさによってインフレーターを2段階で点火させるか、同時に点火させるかを判断する世界初のインテリジェントなシステムです。低中速の穏やかな衝突の場合は、2段点火によってエアバッグを展開。高速での急激な衝突の場合には、2つのインフレーターを同時に点火させます。
 これにより、それぞれの状態に最適な性能を発揮し、低中速衝突時での加害性の軽減と、助手席乗員の拘束性能の向上を両立しました。



▲インフレーター点火スケジュール



▲デュアルインフレーター



■シートベルト着用検知をはじめとする、新・衝突アルゴリズムの構築。

 i-SRSエアバッグシステムは、シートベルト着用を検知し、シートベルトで乗員の拘束性を確保できる低速時には、エアバッグの作動し始める車速を引き上げます。さらに衝突時の衝撃の大きさを検知し、エアバッグの展開を2段階に制御します。
 このような多様な衝突アルゴリズムの確立は、今後のエアバッグシステムの進化に欠かせない技術です。


▲インフレーター点火スケジュール

(シートベルト着用時の場合)
衝 撃 シートベルト
プリテンショナー
運転席用
SRS
助手席用
SRS
極 低 OFF OFF OFF
ON OFF OFF
ON ON 2段点火
ON ON 同時点火

▲制御マトリクス








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