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 「これは揺れが大きいぞ・・」
 インターナビ推進室長の今井武は、スタッフを見回した。
 「震度5以上あるんじゃないか」
 2007年7月16日。場所は、埼玉県和光市にあるHondaのビル。新潟県中越沖地震の揺れが届いたのだ。
 その日は祭日だったが、Hondaは出勤日だった。すぐにインターナビ推進室のスタッフは、デスクの近くにあるインターナビの検証装置群に向かった。
 震度5以上の地震が発生すると、そこを通過する目的地設定を行ったインターナビ・プレミアムクラブ会員向けに、地震情報を発信する世界初のサービスをはじめていた。
 新潟を目的地に設定して検証すると、そのインターナビに災害情報が届いた。また、サーバーを確認すると、約70人の会員に地震情報を発信していたことがわかった。
 システムは正確に作動したのだ。



 同時に、被災地を走行したインターナビ・プレミアムクラブ会員の走行状況が集まった。
 Hondaが、やはり世界初で提供したインターナビ・フローティングカーシステムの成果だ。
 プレミアムクラブ会員の地震発生後の走行データを抽出すれば、被災地における通行可能な場所をおおよそ特定できる。その情報を多くの人が共有できれば、通行できた道がより明確になり、救助や安否の確認に向かいやすくなる。
 スタッフは翌日、フローティングカーシステムで集まった被災地における通行実績のあった道路情報を、防災推進機構に送った。

 さらに、2007年12月22日。
 首都高の新宿線山手トンネルが開通した瞬間、インターナビは、それまで地図上になかったその道を追加し地図を更新した。
 世界初の主要道リアルタイム地図更新機能の成果だ。
 目的地までのルート周辺に新たに開通した主要道路を、携帯電話通信により、わずか数分でインターナビの地図データに反映するという画期的な技術である。

 単なる道案内の道具ではない。

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