1991年発売から20年を経ながら、なおも熱いファンが走りを楽しみ続けるBEAT。
このオープンスポーツカーに秘められた魅力とは何なのか。千葉県のオーナーズクラブで
知り合いBEATライフをエンジョイし続ける2人のオーナーに語っていただいた。

高橋さん

初めて購入したクルマがシビックフェリオ、その後CR-Xデルソルを経て、後輪駆動のクルマに乗りたいとの想いから1998年に1991年型のBEATをオートテラスにて購入。以来、愛車はこの一台。ドライブやミーティングのほか、BEAT仲間と耐久レースにも出場している。

石井さん

趣味のクルマとしてBEATとトゥデイを所有。ご夫婦と息子さんで好きなクルマを選びドライブなどを楽しんでいる。さらに日常使いとして、現行のインサイトを所有している熱きHondaファン。Hondaを選んでいるのは、走りの楽しさと耐久性が高いことから。

小さくて、オープンで安心感が高くレスポンスがいい。

BEATが出た1990年代は、軽オープンスポーツカーがブームとなった時代である。どのクルマも走りの楽しさをめざした割り切った存在だったが、BEATオーナーにとって当然ながら愛車は唯一無二のかけがえのない存在である。
2人のオーナーは、同県のオーナーズクラブで知り合い、たまのドライブやミーティングを楽しみ、それぞれ走りやメンテナンスを楽しんでいる。

高橋:コンパクトなボディでオープン。幌を開けて爽快な風を楽しみながらキビキビと走る。他にはない、たまならい魅力がこのクルマにはありますね。

石井:同じカテゴリーの他のクルマには乗ったことはありませんが、BEATは乗りやすくて楽しいと聞きます。

高橋:他はターボエンジンですがBEATだけが自然吸気。NSXと同じ思想です。アクセルもハンドリングもレスポンスがいいんですよ。それでいて安定感も高い。

石井:楽しさだけでなく、優れた安心感を求めるのがHondaだと思いますね。人を中心に考えている。

山道を走ると夢中になるオンザレールのハンドリング

2人のオーナーが声を揃えたのが、ワインディングを走る楽しさ。彼らにとってBEATはベストハンドリングマシンである。

石井:山道を走るのがとにかく楽しいですね。たびたび近くの山のワインディングを走っています。

高橋:気持よく回るエンジンの伸びを楽しみながらでも、普通のペースで走れるのがいい。前後のバランスがいいからオンザレールのコーナリングを楽しめます。

石井:エンジンの音は本当にいいですよね。エンジン音を楽しみたいときはエアコンを切って純粋なBEATサウンドを堪能しています。

高橋:シフトもショートストロークでカチカチッと入る。この小気味よさはBEATにしかないと思います。

石井:乗ったことのない方は、一度乗って欲しいですね。BEATは、クルマ好きの琴線を刺激するものを持っています。

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