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●Hondaヨーロッパ40周年記念イベントでの楽しい体験(前篇) by ポール・フレール
F1やル・マンで華々しい経歴を積む以前、ポール・フレール氏は二輪レースの選手でもあった。大型バイクを自在に乗りこなす腕前ながら、スクーターに対する興味も尽きない。
つい最近とても楽しく愉快な体験をしたので、今回はそのことについてお話したい。
 
それは自動車ジャーナリストとして50年に及ぶ長いキャリアの中でもユニークな経験であった。
Honda製の自動車が初めてヨーロッパに紹介された1950年代の半ば、Honda車はヨーロッパのそれぞれの国にあったディーラーによって販売されていた。しかし時が経つにつれ、東京にあるHonda本社と各国のディーラーのより緊密なコミュニケーションを確かなものとし、Honda車ユーザーにより効率の良いアフター・サービスを供給できるようにするためにも、ヨーロッパにおけるメーカー主導の中央組織の必要性は日に日に高まっていった。その結果、1989年、Hondaが資本を投じた2大組織、Honda Europe (North) LtdとHonda Europe (South) S.A.が、それぞれ英国とフランスに設立された。現在はフランスのパリ郊外マルネ・ラ・ヴァリー(Marne-la-Vallee)に本拠を構えるHonda Europe (South) S.A.の前身はHondaフランスで、今年40周年を迎えた。それを記念して楽しいプログラムのたくさん組まれたイベントが催され、そこに私も招待されたのであった。

現在のHonda Europe (South)社長(President & Managing Director)は広瀬氏で、広報部は、ナタリー・ジェリン(Nathelie Geslin)とオーレリー・リツラー(Aurelie Litzler)という2人の若くてチャーミングな女性によって運営されている。
バラエティに富んだHondaプロダクト。
フランス人ジャーナリストたちの間では、彼女たちの手際の良い仕事ぶりに対する評価は高く、性格の良さも手伝って好感度も非常に高い。何よりも彼女たちは大のクルマ好きで、家族持ちでありながらバケーション中の数日間を捧げて、“Princesses Rally(プリンセスたちのラリー)”に参加してレースを楽しんでいるほどだ。
“Princesses Rally”は、ソフトなネーミングとは正反対に非常にタフで厳しい女性ドライバーのためのヒストリックカー・レース。ドライバーのナタリーとナビゲーターのオーレリーはここ数年、完璧にレストアされ良く整備されたHonda S800に乗ってラリーに出場していて、昨年には見事優勝。プリンセスの称号をいただいたのである。むろん、今年も出場に向けて着々と準備は整いつつあるとのこと。我々は親愛の情をこめて彼女たちを「プリンセス」と呼んでいる。
40周年記念イベントを開催する場所として選ばれたのはドーバー海峡に面した有名なシーリゾート、ドーヴィルの近くのノルマンディの森の中。そこでは、現在Hondaがつくっているあらゆる製品に触れ、試すことができるという趣向であった。
現Honda Europe (South)社長の広瀬氏とともにボートを楽しむポール・フレール氏(左)。 “プリンセス”、オーレリー・リツラーにライフジャケットの着替えを手伝ってもらうポール・フレール氏。
大型の芝刈り機をはじめとする汎用製品もずらりと並べられていた。 カートレースの表彰台に座り記念撮影。もちろん、左から2番目の1位の場所に座っているのがポール・フレール氏。
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フッタ
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