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2008年3月23日、Hondaのスポーツカーを愛し
NSXやS2000をはじめとするHonda車の開発に多大なる
貢献を果たされたポール・フレール氏が永眠された。
享年91歳。同氏を語る最もふさわしいプロフィールは
“世界で最も尊敬され、信頼されたモータージャーナリスト”であろう。
まさにジャーナリストとして最高の称号といえる。
フェラーリV12 TR59/60で1960年のル・マン優勝。
F1でも表彰台に登る活躍を果たしている。
その経験にもとづく高いスキル、卓越した記憶力、深い洞察力と
尽きることのない好奇心、ジェントルマンであり温かなハートをあわせ持つ
氏の評論は、読む者を感動させるばかりでなく、深い示唆に富む。
Hondaはもちろん、日本の自動車の発展に氏の評論は多大な貢献を果たした。
その偉大なるポール・フレール氏は、NSXをベストハンドリングカーと称え、
S2000の運動性能の向上に素晴らしいサジェスチョンを与えただけでなく、
プライベートカーとしてCR-Xを選ぶほどHondaに熱い視線を注がれた。
なかでもCR-Xには、「Ofax」という愛称までつけて可愛がり、
生涯にわたって乗り続けられたのだ。
Hondaのスポーツカーファンとしては、誇りに思わずにはいられない事実である。
その他にも、同氏とHondaとのエピソードは、ここには書ききれないほど存在する。
そこで、今回の追悼のページを制作させていただくにあたり、
二名の偉大なモータージャーナリストから追悼の辞をいただいた。
加えて、ポール・フレール氏の執筆したHondaに関わる原稿を
Webに限らず、集めてみたのでぜひご覧いただきたい。
どれも、Hondaのスポーツカー、そしてクルマを愛する者にとって、
永遠に語り継ぐべき貴重な事実に満ち満ちている。
同氏の原稿に携われた幸福を胸に、多大なる感謝の気持ちを込めてお届けしたい。