それは、何にも代え難いほどの有り難い提案だった。
なんと、故ポール・フレール氏が生前愛し続けたHonda CR-Xに乗り、同じく氏がクルマの
評価のために必ずといっていいほど使っていた自宅近くのワインディングを走らないかというのだ。
フランスを訪れる機会があり、ぜひポール・フレール氏のゆかりの地で花を手向けたいと
願ったNSXの開発責任者、上原 繁氏へのオファーだった。間を取り持ってくれたのは、
フランスHondaの広報担当リツラーさん(彼女はSportscar Webのなかで一度ポール・フレール
氏のレポートに登場している。
レストアしたS800でナビゲーターとしてプリンセスラリーに出場するほどの
クルマ好き)。クルマを愛する彼女とフレール家との付き合いは長く、
いまも娘同然に可愛がられているという。彼女がポール・フレール夫人、シュザンヌ・フレールさんに上原氏の
話をした。2008年の夏、悲しみが癒えず、当時家にこもりがちだったシュザンヌさんは、
夫婦で愛した日本から、ゆかりの人が訪ねてくるこの提案に心を開いてくれたのだ。
こうして、このレポートは幕を開けることとなった。(全3回予定)

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