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●スポーツカーは形式じゃなく、走りで決まるんだ!! Vol.2 本田技術研究所 上原 繁
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初代インテグラ タイプRは、Hondaの情熱を広めたクルマ

開発はまずボディづくりからはじまります。現行のインテグラのボディにあれこれ補強を施してサーキットを徹底的に走った。補強の位置を変えては走り、足しては走り。結局、ベースのボディにかなりたくさんの補強をしようということになった。これにまず、設計屋さんが納得しませんでした。

「何でマイナーチェンジなのにそんなにボディの設計を変更しなければならないんだ」と。設計だけでなく、製造の現場もこれまでのラインを大幅に換えなければならないから大変だよというわけです。
しかし、こっちも負けていません。めざしているのは、N-1のような走りなんだからどうしても必要と主張しました。結局、納得しない設計者を横に乗せてテストコースを走行。補強の必要性を感覚に訴えた。そうしたら「わかった。
これは必要な補強だ」と。それではじめて図面に線を引いてくれた(笑)。

すごい補強だったんですよ。フレームの鼻先と後端、リアのロアアームの3箇所に極太のパフォーマンスロッドを追加した。特にロアアームのやつは、下回りを覗くと鈍い光を放ってその存在を主張する。なかなか過激でしたね。
その他にも、リアのホイールハウス、ピラー、ルーフレール周辺の板厚を上げた。セッティングの方向が、「ガチガチのリア、接地するフロント」でしたから。サスペンションもそのテイストでセッティングして、リアのスタビライザーなど従来の1.7倍の太さにした。バネレートもリアで約2倍。これで小気味よく曲がるようになった。FFとは思えないフロントの入り。形式じゃなく、その気になってセッティングすればスポーツカーはできるんだと、現物で主張したわけです。気持ちよかったですね。
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