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●欧州で開催されたHondaオーナーズ・イベント VTEC DAY(前篇)
  欧州で開催されたHondaオーナーズ・イベント VTEC DAY(前篇)
Honda車の最大の特長であるエンジンは国境を越えて高く評価されています。欧州、特にフランスではHonda車の心臓部に搭載されたVTECエンジンに対する高い評価は一致しており、Honda車のエンスージャストはイコール、VTECのエンスージャストと言い換えられると言っても過言ではありません。そんなHonda車の代名詞を冠したミーティング「VTEC DAY」が、フランス北東部のアルザス地方で2006年5月6・7日に開催されました。パリから西へ500km、ストラスブールからクルマで1時間ほどの非常に小さい村テュルクハイムが会場地。ブドウ畑が広がるのどかな地域ながらも、フランスのモータースポーツ連盟FFSA公認レース「コット・ドゥ・テュルクハイム」が今年50回目を迎えるなど、モータースポーツとも所縁ある土地です。

テュルクハイムという村のはずれでミーティングが行われました。
CIVIC―CR-X PASSIONクラブの創設者で同ミーティングを主催するミンさんとナタリーさんご夫妻。バスの運転手をしているミンさんは1988年にベトナムからフランスに移住。ミス・コンテストというアイデアを思いついた奥様のナタリーさんは小学校の先生だけに、同コンテストでの司会進行役もバッチリ。

このイベントは、「CIVIC−CR-X PASSION(シビック―CR-Xパッション)」というクラブを立ち上げたミン・ニュさんが企画・運営。参加者はフランスのみならず、ルクセンブルグやベルギーら近隣諸国からも集ってきます。CR-Xデルソル14台を筆頭に、同クーペが4台、TYPE Rを含むシビックが20台弱、その他アコードやプレリュードら合計50台のVTEC搭載車が集結。年齢も18歳から72歳と、幅広いのも特徴的でした。
最年長であり、主催者のミンさんと並び同クラブを支えるロベール・ヴィデリンさんは、94年型CR-Xデルソルを所有。オリジナルの状態を大切にしており、お気に入りはデビュー当時画期的であった電動オープンルーフ「TRANSTOP」とのこと。ロベールさんは「生産が終了してしまったのはとても残念」と寂しそうに語る一方で、「徐々にコレクターズカーになりつつあるモデルなんですよ」と、欧州で希少価値が上昇していることを教えてくれました。

参加者で最年長のロベールさん。欧州で希少価値が上がっている電動オープンルーフを披露してくれました。

一方、97年型CR-Xデルソルのオーナー、オリビエ・フォテールさんは、愛車をモディフィケーションすることが楽しみだとか。ホイールやサスペンション、マフラー、前後のライト類など交換。「パーツ交換はちょっと時間と費用が掛かるけれど、好きだから……」とのこと。購入して9年が経つ愛車については、「クルマの調子は全く問題ないです」とHonda車ライフを心底満喫しているようでした。

随所にモディフィケーションされたデルソルも

シビック TYPE Rも2台参加。そのうち1台はシビック誕生30周年の特別仕様車で、オーナーのローラン・ジャックさんによると、内装が赤と黒の2色使いで、赤のバケットシート、リア・サイド・ウィンドウにブラック・シールドが標準装備。そして、エンジンもノーマルのTYPE Rよりもパワーアップしているだろうとのこと。彼にとっては初のHonda車だそうですが、アコードに乗る両親の影響でその魅力を発見したそうです。「すぐにエンジンの高性能と信頼性を感じましたね」と、過去に乗っていたフランス車との違いを即答してくれました。
(後篇に続く)

シビック誕生30周年特別仕様車のシビック TYPE Rのオーナー、ローランさん。リア・ウインドウには記念の特別ステッカーが。
6日の夜と7日のランチは池の辺でバーベキューが振舞われました。
 



筆者:野口友莉氏
パリ在住ライター。F1やル・マン24時間レースに参加するチームの広報業務を始め、日仏間のコーディネイトや翻訳などモータースポーツの分野に長年従事。1998年渡仏。モロッコの砂漠で開催される女性だけの国際ラリー「ラリー・アイシャ・デ・ガゼル」にドライバー兼ナビゲーターとして参加、完走している。
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