Enjoy Honda Sports Enjoy Honda Sports TOP Sportscar web TOP Hondaホームページへ Sportscar web TOP
Spirit of Honda SportsEnjoy Honda SportsLet's try! Sportscar DrivingHow to Do! Driving Meeting
Enjoy TOP12
●25時間サバイバルレース(後篇) サンダーヒル25時間レースレポート
  25時間サバイバルレース(後篇)サンダーヒル25時間レースレポート

幸いにもサンダーヒル25時間耐久レースは夜の間に雨に見舞われることはなかったが、寒気は確実に厳しさを増していた。やがて朝陽が差し、サーキットは明るくなりはじめ、レースの現状確認を行うチャンスが訪れた。
夜の間にトップを走っていた最新型ポルシェ911がコースアウトでリタイア、2位の1998年型ポルシェ911もトランスミッション・トラブルでリタイアした。そのあとトップに立ったのは、皮肉にもレースに参加したポルシェの中で最も旧式な1974年型911だった。2位はBMW M3、3位はスバル・インプレッサWRX。予選で不運に見舞われ、45・46番手からスタートした2台のワークス仕様2006年型HondaシビックSiは、その後もぐんぐんと追い上げ、この時点で全体の5位と6位にまでポジション・アップ、依然クラス首位と2位を維持していた。

Hondaフィットとポルシェ911をリードしながらコーナーに進入するHondaシビックSi。クラス優勝を勝ち獲った。
レースは終盤に差し掛かり、耐久レース特有のトラブルが続出し始める。事故、ギアボックスの故障、エンジンブロー。そしてワークスHondaシビックSiの1台をブレーキ・トラブルが襲う。ピットイン、フロントのローター交換で大幅なタイムロスをする。しかしもう1台のワークスHondaシビックSiは依然好調で、順位を全体の4位に上げ、ピッタリとインプレッサWRXの後について隙を伺った。
余談だが、6台エントリーしたスバル・インプレッサWRXドライバーのうちのひとりは、オーストン・ハリスという14歳の少年だった。これもまた大きな団体の主催するレースでは見られない特例処置で、まだ免許を取得していない少年がレースに参加できる所以である。ついでにいうなら、彼はとても速かった。

トップグループの顔ぶれは変わることなく正午のフィニッシュを迎える。ワークスHondaシビックSiは4位、むろんクラス優勝である。何と5位には1992年型のシビックが入り、6位には終盤ブレーキ・ローター交換による遅れを挽回した、もう1台のワークスHondaシビックSiが入った。優勝は前述1974年型のポルシェ911、2年前にも総合で2位を獲得している猛者である。トップ10は新旧の様々なタイプのクルマで構成されており、スピードだけでは勝てない耐久レースの難しさを我々に再認識させた。
レース終了後、ワークスの2006年型HondaシビックSiで参加したキム(Kim Wolfkill)に話を聞いた。キムがチームを組んだのは、リー(Lee Niffenegger)とチャッド(Chad Gilsinger)とマット(Matt Staal)という3人のHonda社員だった。
クラス優勝を果したHondaシビックSiとドライバーのKim Wolfkill(米「Road & Track」誌記者)。後方の丘の上では牛がのどかに草を食んでいる。
過去にサンダーヒル25時間で総合優勝したこともあるキムは、コースとレースを熟知している。その彼がシビックSiを評して、「優れた耐久レース用マシンがそうであるように、このシビックも最初から最後まで変わらぬ走りを見せてくれました。装着されていた耐久用のタイヤのグリップがそんなによくなかったにもかかわらず、終始、挙動は安定していました」
「シビックSiはまるで生産車のようでしたが、ハンドリングは素晴らしく、ボディも硬くて頑丈で、優れたバランスを持ったより楽しめるクルマに仕上がっていました。生産車は少しアンダーステア気味に仕付けられていますが、このクルマではその兆候は皆無でしたし、プラクティスの時に調整したダンパーの硬さとタイヤの空気圧もピッタリと決まって、ベストコンディションでレースに臨めました」

 
NEXT >
Enjoy TOP12