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| ●誕生日に家族から贈られたS800から始まった「S」のレストアガレージライフ(前篇) | ||||||
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1966年にデビューし、伝説のHondaスポーツカーとして輝き続けるS600とS800。その「S」に魅了され続けるエンスージャストは、日本国内に留まらず欧州にも多く存在している。来年には誕生40周年を迎え、クラシックカーの仲間入りを果たして久しい名車だが、その「S」を現役で存在させ続けるということは、そう簡単なことではない。オーナーの限りない情熱と、メカニズムに対する知識と、クルマの状態への日常的な気遣いなどが必要になってくる。加えて、信頼できるメカニックの存在も大きいはずだ。
訪ねていくと、ガレージの看板を見つける前に、真夏の太陽の光を浴びて鮮やかに輝く真っ赤なS800が目に飛び込んできた。間もなく、建物の中から恰幅の良いムッシュが微笑みながら現れた。 オイルのついた作業着だったために、一目で約束の相手だと判る。「ボンジュール!」と言って手を差し伸べると、彼は手の甲をサッと出した。オイルで汚れた手で握手するのを避けたのだ。
「僕は近所にあるHonda販売店でメカニックとして長年働いた後に独立して、今はこのガレージを営んでいるんだ。S800との本当の出会いは今から7年前の1998年こと。僕の50歳の誕生日のプレゼントとして、S800クーペを家族から贈られたんだよ。と言っても、クルマはボロボロで見るも無残な状態だったけどね(笑)。それから、徐々に自分でレストアを始めたんだ。もちろんS800のことは知っていたけど、そのときまでは特別な感情はあまり持っていなかったというのが本音かな。ところが、S800に触れていくうちにその魅力にはまってしまった。パーツの1つずつが丹念に組み立てられていて、様々な驚きがいたるところにみなぎっている。すべてが特別なんだ。特にエンジンは素晴らしい。発売当時はセンセーションだったし、当時の技術からすると20年は進んでいたよ」 「S」との出会い、そして「S」が抱く魅力について、ベルナールさんは嬉しそうに語った。 (後篇に続く) |
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