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翌24日の日曜日、朝9時半にホテルの駐車場に集合したが、土曜日のみ参加した人もいれば、日曜日の朝から参加する人もいて面々も昨日とは少し変わっていた。
10時より第2回ロードブック・ツーリングがスタート。前日と同様、葡萄畑が広がったエリアがコースに選ばれていたものの、山岳地であったため、スポーツ走行色が濃くなった。フランスの速度制限とは、高速道路では時速130km、自動車専用道路では中央分離帯があれば時速110km、街中では時速50km、郊外では時速90kmが基本である。つまり、この葡萄畑に覆われた山道では、時速90kmで走行することが可能ということになる。稜線を越えても、コーナーを抜けても、紅葉した葡萄畑が続いていく。収穫時期も過ぎ、休息の季節を迎えた畑には誰の姿もなく、対向車もないに等しい。高低差もカーブも比較的タイトなだけに、ドライビングへの集中力も自然と高まる。誰でもそう簡単に時速90kmで走り抜けられるコースではない。天候にも恵まれて、乾燥した爽やかな風を受けながら、各自が自分のペースでスポーツ・ツーリングを楽しんだ。
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葡萄畑に囲まれた山道で存分にスポーツドライビングを楽しむS2000。天気もよく、オープントップを楽しむには絶好のコンディション。 |
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25名ほどの一行は適度な空腹を覚えながら、昼食を取るためにボジョレー村へと向かった。レストランの目の前にある教会の広場へクルマをギッチリ駐車させていると、赤いNSXを見て「綺麗ね」とつぶやく通りすがりのマダムもいれば、「初めて見るクルマだ」とS2000を食い入るように観察する村の小学生たちの姿もあった。
さて、昼食だが、ボジョレー村といえども勿論ワインはなし。舌鼓を打ちながらランチを頬張った後、今度はヴィルフランシュ・サオンという町へ移動した。
クルマを30分ほど走らせて到着した先に待っていたのは歴史との出会いである。17世紀に建てられたというイタリア文化の影響を受けているフレシェール城をガイド付きで見学。そして、お城前の駐車場で解散となったが、既に時計は19時をまわっていた。こうして
“S2000 French Owners CLUB”の充実した週末が終了した。 |
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| ワインの産地として有名なボジョレー村のレストラン。 |
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初めて見るS2000に子供たちが集まる。スポーツカーにわくわくするのは大人も子供も同じなのです。 |
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| イベントの醍醐味はツーリングだけじゃない。食事をしながらクルマについて語り合うひとときも大きな楽しみのひとつです。 |
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柔らかな日差しに包まれるフレシェール城。その歴史を優雅に味わいながら辺りを散策。 |
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今回参加されたS2000
French Owners CLUBの面々。こうしたイベントが、Honda車のオーナーであることの誇りと喜びを大きくしてくれるに違いありません。 |
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この2日間、参加した半数以上のS2000やNSXなどに同乗させてもらい、そして多くのオーナーたちと言葉を交わした。その中で、取材のために質問しようとしたら、逆に私の方が質問攻めにあうことがしばしばあった。「S2000というクルマは、日本ではどんな位置付けなの?」「日本ではS2000の工場見学は可能なの?」等々、S2000に関しては勿論のこと、新車について、Hondaについて、日本のクルマ業界について、方々から質問を浴びせられてしまった。
「僕たちは、フランスの雑誌で紹介されている記事を穴が開くほど眺めては、ため息をついているんだよ」。
フランスのオーナーたちは、遠い国だからこそ情報に飢え、そして想像力を膨らませている。“日本のオーナーはHondaの源泉にいる”。当たり前過ぎて今まで気付かなかったこと。それが、フランスのエンスージャストたちにとっては羨ましいと言う。
「国籍に関係なく、オーナー同士の交流を広げたい」と考える同クラブ員たち。それに対して私は、「日本のエンスージャストによって、源泉の豊富なミネラルが彼らに届くようになれば素敵ね……」という、半ば願いにも近い想いを抱いてパリへ戻った。
(終わり) |
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