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2004年パリモーターショーが9月23日、プレス向けの公開によって開幕しました(一般公開は9月25日から10月10日まで)。時々小雨が落ちる秋の寂しげな気候とは対照的に、会場内は趣向を凝らした各ブースの照明と、世界から1万名以上も訪れるプレスらの熱気で初日からオーバーヒート気味でした。
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スパルタンなエクステリアのシビック・スポーツ |
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そんな中、今年Hondaは欧州で2005年に発売予定の「CR-V」や「FR-V(日本名エディックス)」らを公開。その他、Hondaブースには様々なモデルが勢揃いし、スポーツタイプとしてはS2000やシビック
タイプR、環境問題を重視したディーゼル「i-CTDi」を搭載したアコードの「2.2 Sport i-CTDi」らが展示されていました。
その中でふと目に留まったのが1台のシビック。一見タイプRの雰囲気を漂わせながら、ボディサイドに“sport”のロゴが。欧州では約1年前にニューシビックとして発売された3ドア・シリーズの1つで、エンジンなど基本構造はノーマル車、ところが、タイプRと同タイプのサイドスカートが装着されているなど外観が酷似している他、シートもセミバゲットが採用されているなどスポーティな面が加味されています。
「タイプRが欲しいけれど、そこまでは……」と、足を踏み出せないスポーツカー愛好家の欲求を満たしているのが、このシビック3ドア「1.7 Sport
CTDi」と「1.6 Sport」なのです。
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| S2000を囲むパリ・モーターショーの来場者 |
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欧州、特にフランスでは小型車が好まれる傾向があります。たしかに、道幅が細く、駐車スペースが少ないパリのような街中では小型車が利便性を発揮します。ところが、一歩街中を出てしまえば渋滞知らずのハイウェイが全土に広がっています。そのため「スポーティな走りを楽しみたい!」という、エンスージャストのナチュラルな欲望が頭をもたげてくるのは当然のこと。そう考えると、シビックタイプRやS2000などが受け入れられる土壌がフランスにはあります。
それを裏付けるように、シビックを熱心に見入っていた30代の男性に声を掛けると、「ニューシビックのボディは丸みを帯びて大人しくなった印象を受けますが、小さくてもスポーティで快活に走ってくれるイメージは根強く残っていますよ」と、ユーザーとして何を求めているのか、率直に語ってくれました。
一方、「コンペティション」のセクションにHondaは今回、初めてブースを開設。F1マシンの他、24時間ニュルブルクリンクに参戦したNSXやS2000、シビックタイプRを展示しました。フランスのスタッフと雑談していると、一人のフランス人青年が近寄ってきて、「マシンの展示だけでなく、Tシャツやキーホルダーなどのグッズ類も是非販売してください!」と、Hondaレーシング・ファンから早速要望が出されていました。
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環境問題を重視した先進のアコード |
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スポーツカー全般という視点から見ると、パリモーターショーは今年、世界26カ国、474のメーカーが出展、そして、新車やプロトタイプなどが60種ほど初披露されました。その内、新型スポーツカーやスポーツタイプは全体の4分の1程度。フェラーリのようにF1マシンと直結するような新車を登場させたメーカーもありますが、全体的には小型車をクーペやカブリオレ、或いはスポーツタイプとして発展させた車種が目立っていました。また、電気自動車ながら最高速度を大幅に向上させたスポーツカーを発表したヴェンチュリに代表されるように、ガソリンに代わる燃料を採用し、かつスピード感にあふれたスポーツカーも登場。ノーマル車と同様、環境問題を考慮に入れたスポーツカーが今後増えていきそうです。
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