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●Objectif Circuit:目標はサーキット!(後篇)

1時間の昼食を挟んだ後、少し趣向を変えてのサーキット走行が行われました。15分間だけ「女性限定」の時間が設定されたのです。
ヨーロッパにおいてもサーキット走行に参加する女性は多くはありません、こうして女性限定時間を設けることで、付き添いで来ていた女性たちもヘルメットをかぶり、気軽に参加できるというわけです。ボーイフレンドのシビック TYPE Rに乗り込んだアレクサンドラ・ベジャールさんは、「普段は小さなクルマを足に使っているけれど、やっぱりパワーのあるクルマの方がドライビングしていてとても楽しい。彼が隣に座ってくれてコースのライン取りを教えてくれるし、女性オンリーだと気分的にも落ち着くしね」と、笑顔一杯。
また、CR-Xを運転していたオードレイ・ポワイエさんは「サーキットを走ったのは2回目で、ラインもわからず最初は難しかったけれどワクワクしました。ドライビングするのは大好きです!」ときっぱり。「女性タイム」は大好評のようです。

実はそこで、筆者も新型シビック TYPE Rをドライビングさせて頂くという予想外の展開に。ドライバーであるカグリオッジさんの息子のフランクさんが同乗してくれましたが、ラインも分からない状態で新車を走らせるということで、「慎重走行」に徹しました。
しかし、フランクさんのアドバイスで徐々にペースアップ。ジェットコースターのような起伏の激しいコースながら、しなやかにかつキビキビと反応してくれるシビック TYPE Rを堪能した後、フランクさんがハンドルを握った助手席で、新旧シビックの真のポテンシャルを存分に体験させてもらいました。

クラブの代表ヴィルメンさんが「各自が楽しむための走行会ですから、一切タイムも計りませんし、レース形式も行いません」と説明するように、コース上はレース仕様のマシンもノーマルカーも混在しながら自分のペースで走行しているだけ。ですが、人々の表情を眺めていると、各自が至福の時を味わっているのが伝わってくるようでした。「エンジンが吹き上がる、あのセンセーショナルな感覚が最高です」と、Honda車の醍醐味を語るエンスージャストが多く、特にTYPE Rのオーナーが多かったのが印象的です。

そんな1人、「友人のTYPE Rに乗って、恋に落ちました」と告白してくれたシビック TYPE Rオーナーのエムリック・ジュノーさんは、音響の仕事をしているそうですが、「Hondaのエンジンは、そのフィロソフィーやキャラクターが20年以上も前から変わず、生き続けているんですよね。ユーザーのパッション(情熱)が掻き立てられます」と、技術と芸術が融合する仕事の専門家らしい、独特な感性による言葉で表現してくれました。

「皆が1日を楽しみ、笑顔で帰ってくれるのが僕の喜びです」と語ってくれたヴィルメンさん。その言葉と光景がぴったり重なる走行会でした。
(終わり)

   
NSXとシビック TYPE R。
コース上を走り回る、新旧さまざまなHonda車。
フランス・カップで優勝した、フランクさんのシビック TYPE R。
サーキットを走るのは2回目という、ポワイエさん。「最初はラインもわからなかったけれどワクワクした」とのことです。
「女性タイム」でボーイフレンドのシビック TYPE Rをドライブしたベシャールさん。
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