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| ●地上のパラダイス -第14回NSX fiestaに参加して-(後篇) | ||||||
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| 鈴鹿で行われたNSX fiesta初日(土曜日)の夜のディナーパーティで、NSXについて何か語ってくれと頼まれた。オッケー、お易いご用である。 誰もがみな、この偉大なミッドシップ・スポーツカーのハンドリングの良さ、パワー、そして自動車の世界で果した功績を愛してやまない。その功績とは、このHondaのスポーツカーが、他のスポーツカー・メーカーに与えた好影響と、好結果である。 NSXが出るまでは、世のエキゾチックなスポーツカーとよばれるクルマは、速くて美しければ、信頼性や仕上がりの低さは目をつぶってもらえた。今でもよく覚えているが、NSXがデビューした直後、私は米「Road&Track」誌の行ったNSXと欧州のエキゾチック・スポーツカーとの比較テストにカメラマンとして同行した。その日は猛暑で、気温はぐんぐん上昇し、40度近くにまでのぼっていた。 そんな過酷な条件の中でもNSXはテスト終了まで、まったく問題なし。室内はすこぶる快適で、水温計の針は真ん中で止まったままであった。みんなNSXに乗りたがった。もう1台のクルマはまったくその逆で、ドライバーは辛い思いをした。 NSXのクオリティにショックを受け、NSXに触発されて(焦燥をおぼえて)、欧米のスポーツカー・メーカーは自分たちのクルマを見直さざるを得なくなった。NSXのおかげで、NSX以降、世界のスポーツカーのスタンダードは数段階あがったといってもいい。そのうちの数メーカーは、それでもまだNSXのクオリティに追いつけないでいるが…。挨拶が済んで、色々な人と出会い懇談したが、アメリカやグアム、台湾からわざわざこのイベントのためだけに鈴鹿に駆けつけたNSXオーナーたちに挨拶されたときにはビックリした。そのうちの2人、アギーナと彼のワイフはカリフォルニア州サン・クレメンテにある私の自宅の近くに住んでいることを知って、またまた驚いたし、うれしかった。 ベンはサンフランシスコから、テキサスに住むロバートは台北から、そしてリチャードとジュンはグアムから来たという。日本のNSXオーナーズ・クラブの方々の厚意とHondaへのとりなしで、参加することができたらしい。 「なぜはるばる来たの?」という私の愚問には、当然、「鈴鹿のNSX fiestaに参加したいから」という、わかりきった答えが返ってきた。もちろん、それ以上の理由などあるはずがない。 この4名の若者のうち、ベンとロバートとリチャードの3人はNSXを所有していることがわかった。彼らに教えられたのだが、驚いたことに、あんな小さなグアム島に5台ものNSXが存在するという。すばらしいことだ。 このうち、ベンは2005年式NSXを所有していて、NSXが発表されたときからの熱烈な信奉者であるとのこと。長年にわたってHonda F1チームのファンでもあり、鈴鹿には、F1観戦にもたびたび訪れているという。NSXのオールアルミボディの構造やV6エンジンのコネクティング・ロッドがチタン製であるという技術的な側面にも魅せられていると、ロバートが横から興奮気味に付け加えた。そしてこの3人の若いNSXオーナーが口をそろえて強調したのは、彼らがNSXを購入した理由は、NSXがHondaのつくったスポーツカーだからだということだ。Honda車のクオリティには絶対の信頼をおいているという。彼らとの話はとどまるところを知らず続いたが、パーティがお開きとなり、明朝パドックでの再会を約してその晩は別れた。 |
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