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| ●地上のパラダイス -第14回NSX fiestaに参加して-(前篇) | ||||||
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| 「鈴鹿サーキットで行われるNSXオーナーたちの集いに行ってみたいですか?」 「第14回NSX fiestaに参加してNSX-Rで鈴鹿サーキットを走ってみたいですか?」 という誘いを貴方が受けたら、どうしますか? 天下の鈴鹿サーキットとNSXという組み合わせ、否という人はまずいないだろう。 ということで、第39回東京モーターショーのプレスデーが行われた週の土曜日、光栄にもこのNSXの祭典に招待を受けた私は、モデルチェンジしたばかりのエリシオンに喜々として乗り込み、日本で最も有名なサーキットへ向かったのであった。鈴鹿への旅の道連れは、クロード・サージ氏。ヨーロッパにおける今日のHonda隆盛の礎をきずいた人、元スイス・ホンダ社長にして、今年の春までジュネーブショーの会長を務めた知る人ぞ知る重鎮だ。そして何よりもとても素敵な紳士で、ユーモアのセンスも一流の好人物である。さらに驚くことには、東京から鈴鹿までの4時間半の車中で判明したのだが、彼はレーシング・ドライバーならびにレーシングチーム・マネージャーとしての経歴もあり、かのポール・フレール氏ともレースを通じて親交を深め、私の古くからの友人で元F1世界チャンピオンのフィル・ヒル氏も昔、ロータス時代に彼の世話になったらしい。 何年ぶりかに戻った鈴鹿サーキットに降り立ったときの、感慨は深かった。久しぶりの旧友に再会したような気分だ。まるで昨日のことのようだが、私はフィル・ヒル氏と60年代から80年代に活躍したHondaのF1マシンを取材に来たときに2回、友人とともにF1を観に来たときとで計3回、この素晴らしいサーキットを訪れている。フィル・ヒル氏と来た時に数ラップしたことがあるものの、それは今回NSX-Rで体験した本格的なスピードとパワーとは比べものにはならないレベルのものだった。 パドックをくぐってコースに出、ストレートに居並ぶ数十台のNSXとオーナー(ツワモノ)たちの姿を目にした瞬間、「これは楽しいことになりそうだ」と直感した。この日のために、この祭典のために、日本全国から集まってきたNSXの総数、205台。圧巻である。我々を出迎えてくれたのはNSXの開発責任者である上原 繁氏。NSXオーナーにとってのヒーロー、NSXの生みの親、ミスターNSXその人である。栄光のレーサー、黒澤元治氏を始めとする、日本の名だたるレーサーたちもその場に居合わせた。 そんな我々を最後に出迎えてくれたのは、真っ白に輝く2台のNSX-Rで、私の興奮はいやがうえにも高まった。なぜならその日の午後に我々に求められたのは、その2台に乗って、NSX-Rと鈴鹿サーキットを楽しむことだけだったからだ。こんなに楽しく、素晴らしいチャンスなど滅多にあるものじゃない。 |
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