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●東京オートサロン2007で改めて感じた、Hondaスポーツの魅力。
テーマパークに遊びに行くより10倍楽しい自動車ショー(前篇)
 2006 SEMAショー レポート by ジョン・ラム
SPOONが手がけたS2000クーペ。ルックスはもちろん、走りの性能もアップするとのこと。

2007年で開催25回目を数える、クルマ好きにとって年初の恒例行事「東京オートサロン」が千葉県の幕張メッセで開催されました。5万4千平方メートルにも及ぶ会場のなかから見つけた、最新のHondaスポーツたちをご紹介します。

広大な会場にぎっしりと並べられたカスタムカーの中から、自分好みのクルマを探し出すのはやはり楽しいもの。
「こんなクルマに運転手付きで乗ってみたい!」と思ってしまうようなラグジュアリー指向のものから、「ベースのクルマは何だろう?」としばし考えてしまうオリジナリティあふれるものまで様々です。
その中で、スポーツカーファンを立ち止まらせる、程よい緊張感とスタイリッシュなたたずまい、なにより走りの香りを強く漂わせていたのは、やはり我らがHondaスポーツでした。

まずはHondaのチューナーとしてその名を知られるSPOONの手がけた「S2000クーペ」。Sタイヤを装着し、ミラーやシートまでカーボンで製作したという、思い切り「走り」を意識した一台。外見上のポイントとなるFRP製のハードトップは、ドラッグの抑制によりトップスピードの向上や低燃費化も実現。他とは違うルックスで個性を主張しながらも、走りをおろそかにしないという志の高いチューニングだと言えそうです。

無限ブースでは、シビックの塊感あるカッコよさをあらためて感じることのできる「the Road to Racing Concept」や、アコード、レジェンドにも通ずる高級感あるデザインのフロントグリルを備えた「Open Top Pure Sports Concept」が注目の的。派手ではないけれど、確固とした存在感と走りの性能を持ち、キリッとした知的さをたたえながらも、いつまでも眺めていたくなるような色気を感じさせる…。どちらもHondaスポーツファンのツボをこれでもか、とばかりに突いてくるイチオシのマシンたちでした。

スーパー耐久仕様のシビック。このSPOONカラーも、もはやおなじみ。

もちろん、Hondaブースも負けてはいません。
2006年のEnjoy耐久レース(Joy耐)に出場し、その優れた燃費性能で健闘を見せたレース仕様のシビックハイブリッドや、ストリームの持つスポーツクーペのようなスタイリングを最大限まで引き出した「ストリーム ハイパースポーツコンセプト」「ストリーム エクスクルーシブコンセプト」など、こちらは“これからの時代のスポーツカー”を提案する展示がなされていました。ちなみに「ハイパースポーツコンセプト」は「風の彫刻」をテーマに開発されたとのことで、空力性能を徹底的に追及した流れるようなエクステリアを備え、いかにも「よく走りそう」な印象。それでいて室内には各席で個別のエンターテインメントシステムを設けるなど欲張りな一台で、特に多くの人たちの注目を集めていました。

600台を超える展示車輛を眺めながら感じたのは、やはり「Hondaにはスポーツがよく似合う」ということ。シビックやフィット、ストリームといった、どちらかと言えば「おとなしい」印象を受けるクルマでさえ、カスタムビルダーたちからは「スポーツ」の素材として捉えられ、さらにそれがきちんと成立しているわけですから、内に秘めたるスポーツスピリットはどうしても隠しようがないということなのでしょう。どのHonda車にもスポーツカーとしての素質が込められているのだ、と実感しました。
「このシビックならNSXも追い回せそうだなぁ」などと想像し、さらにその様子を思い浮かべるだけで楽しくなってしまい、改めてHondaスポーツの魅力を認識した一日になったのでした。


無限の「the Road to Racing Concept」。シビックのカッコよさを再確認することのできる一台です。
Open Top Pure Sports Concept。バンパーなどはカーボンで製作されており、ネーミング通り、ピュアスポーツとして楽しむことができそうです。
筑波サーキットでのラップタイムを極限まで削るためにつくられた、こんなS2000も。2.2Lのエンジンをベースにターボチューンを施し、パワーは650kWにもなるとのこと。
チューンしたK24Aエンジンを搭載するフィット。「小さいけど、スゴイ。」を走りの面からも強烈に主張。
高橋国光選手らのドライブで2006年Joy耐に出場したシビックハイブリッド。こんなレーシングマシンが他のレースでもあたりまえに走り回る日が待ち遠しくてなりません。
ストリーム ハイパースポーツコンセプト。この、スポーツカーらしい凄みは、もはやミニバンとは信じられないほど。ストリームの、内に秘めたるスポーツスピリットが解放されたかのようです。
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