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| ●ポール・フレールの「Me and Honda」 |
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当時ヨーロッパのトップ・バイクメーカーは例外なく、この名もない東洋のバイクメーカーを率いる本田宗一郎の「世界一のバイクメーカーになってみせる」という固い決意を過小評価していた。本田宗一郎の優れた先見性に基づき、Hondaは最先端の製法で高品質のバイクを生産する一方、定期的に自社製品をモデルチェンジし、改良し、バラエティに富んだモデルを発表し始めた。 そして60年代、Hondaは満を持して初の自動車、S500を開発、発表した。 S500はバイクのテクノロジーを応用したチェーンドライブで、S600を経て、スウィングアクスルからコンベンショナルなリジッドアクスルを有するS800へと発展した。そのS800はヨーロッパのユーザーにも好感を持って迎えられたモデルとなった。ベルギーでHonda車を輸入販売していたのは、フェラーリの輸入販売も手がけていたジャック・スワターで、私の古くからの友人だった。当時ベルギーの新聞にロードテストレポート記事を定期的に載せていた私に彼から電話があり、『Honda車に乗ってみないか?』という。私は一も二もなく飛びついた。 (第2回に続く) (写真提供 カーグラフィック) 【ポール・フレール】 フランス生まれのベルギー人。今年(2002年)85歳になるポール・フレールは、世界でもっとも広く知られ、最も尊敬され、最も信頼されている自動車ジャーナリストである。レース経験のあるジャーナリストは珍しくないが、フェラーリでル・マン24時間レースに優勝し、F1でも好成績をあげたことのある自動車ジャーナリストは彼だけである。元F1ドライバーならではの、鋭い洞察力と分析力に裏付けられたその評論は、他では決して得られない貴重な意見に満ちている。 |
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