第2回「交通安全動画・ポスター」コンテスト 受賞作品の発表

「いろいろな乗り物を運転する人や歩く人、またはクルマやバイク、
自転車などがこうなったらもっと安全になるのでは?」を
テーマにした交通安全動画・ポスターコンテストにたくさんのご応募を
いただき誠にありがとうございました。お送りいただいた作品から
多くのみなさまが望まれているこれからの交通安全の
ありかたについてたくさんの想いをいただきました。
大変素晴らしい作品を本当にありがとうございました。
ここに各受賞作品を発表させていただきます。

審査会レポート

動画の部 大賞 静岡大成高等学校放送部

静岡県 鈴木さん・青野さん・溝口さん
(静岡大成高等学校放送部)

応募コメント:最初は、こんなふうになるといいなと、いろんな機能を付けたクルマや信号などをイメージしたのですが、考えれば考えるほどに、「あれ?それじゃ人はなにをするの?」という疑問が湧きました。そこで、どんなにテクノロジーが進化しても、あくまでもクルマを操るのは「人」であり、人が操る感覚とクルマの機能が相乗的に働くことで最大限の安全が実現できると考え、乗り物の原点に帰って制作しました。

審査員コメント:「どんなに技術が進化しても、操るのはあくまでも、私たちです」。この映像に込められたメッセージに共感しました。Hondaも、創業当初から「人」を中心にモビリティの開発を行ってきました。クルマの進化と人の安全運転のシナジーがあってこそ本当の安全だと、私たちも考えています。そうしたメッセージ性と優れた映像構成・撮影技術によって作られた作品であることから大賞に選ばせていただきました。

ポスターの部 大賞 福島県 福井さん

福岡県 福井さん
(46歳・女性)

応募コメント:未来では太陽光と水(雨など)だけをエネルギーとした究極のエコカーが走っています。この車は乗り込むと同時に瞬時に人の脳波を感知、分析し、ある特別な波動を人に伝えます。そして、運転者が「優しい気持ち」になった事を確認してはじめてエンジンがかかるという仕組みになっています。だから、飲酒運転や居眠り運転なんてありえません。運転中も、ずっとサポートしてくれるからイライラ運転もありません。「思いやり」を忘れないドライバーが増える社会を願って!!

審査員コメント:安全を実現するためのルールやマナーも、それを守る人の「心」がなければ役に立ちません。反対に、優しい「心」があれば、自然とルールやマナーを守った運転になるはずです。この作品では、太陽光と水というクルマのエネルギーとともに、人の心を優しくするテクノロジーを思い描いてくれました。未来をテーマにしながら交通安全の最も根本的な課題に目を向けた作品であり、強いメッセージと優しいタッチの絵の構成がポスターとしても優れていることから大賞に選ばせていただきました。

交通安全動画・ポスターコンテスト 大賞

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優秀賞 ポスターの部

  • 福岡県 淵上さん
    (20歳・男性)

    ※演出のためヘッドレストを
     外して撮影しています

    応募コメント:シートベルトの外部からの衝撃から守る機能に、ドライバーの体の状態を報告してくれる機能をつけてみました。それによりドライバーが危険な状態での運転をしなくなり、事故防止につながるといいなと思いました。

    審査員コメント:ドライバーの身体の状態をセンシングし、危険な状態である場合発進できないクルマができれば、交通事故による悲劇が減ることでしょう。そのセンサーを、ドライバーの身体に触れるシートベルトに搭載した発想がユニークであり、センサーが動く映像も素晴らしく、オリジナリティあふれる作品です。

  • 大阪府 代表・河内さん
    (46歳・男性)
    (肥後橋映像同好会)

    応募コメント:昨今クルマの事故防止技術の進歩は、より人間の五感に近づいてきている気がします。そのおかげでドライバーは、より“楽”で“快適”に運転できるようになりましたが、無意識に“事故防止の意識”をクルマの性能に任せてしまい「自分自身が大切な命を運んでいるのだ」という強い責任感が少しづつ薄れてしまうのでは、という懸念がありました。そういう思いから今回の動画を作成しました。自らクルマを体感してみることで、本来無機質なクルマがどれだけ苦しい思いをしながら大切な命を運んでいるのかというのをドライバーに強く意識してもらう。機械に頼り過ぎない、自立したドライバーの強い責任感こそが交通安全の意識に繋がっていく一番の方法だと考えます。

    審査員コメント:ドライバーの責任感が薄れたとき、人は注意力に欠けた運転をしてしまい、事故を引き起こしてしまうことがあるでしょう。そのことを、自分がクルマになり代わってクルマを体感してみることで悟るというユニークな発想、そしてエンディングメッセージは「愛をのせて、今日も走る」という2つの意味をかけた言葉。早送りされる映像自体も面白く、小さなお子さまも登場して親しみの湧く作品です。

優秀賞 ポスターの部

  • 神奈川県 佐々木さん
    (20歳・女性)

    応募コメント:今回、車や人がもっとこうなったら安全になるのでは?という趣旨のもと未来の車と人がもっと寄り添う事が出来るようになったら良いと言う思いをイラストで表現しました。車と人が安全に尚且つお互い助け合って生活していく事が出来る未来を想像して描きました。

    審査員コメント:グラデーションの美しい色合いを背景に、人とクルマが寄り添う関係性を印象的に描いていただきました。人とクルマが寄り添い、より良い関係が生まれれば、信号機や標識も不要になるのかもしれません。メッセージ性があり美しいポスターであり、そうした理想の交通安全のありかたが伝わってくる作品です。

  • 福岡県 山本さん
    (28歳・女性)

    応募コメント:人間の表情筋、心拍数、血圧などを読み取り、感情を一定にコントロールしてくれる車です。イライラ、不安、浮かれた日といった、心が一定でない時、事故が起きやすくなります。そんな人間の無意識の感情をコントロールしてくれる車があればいいなと思いました。この車は「イライラ運転はキケンです!」「前方に子供が飛び出そうとしています。」「自動徐行します。」「あなたの未来がかかっています。」「穏やかに運転しましょう」など場面に応じた音声が流れる車です。交通事故「0」の社会を目指すため、心を整えてくれる車に乗りたいと思いました。

    審査員コメント:受賞されたみなさんが共通して目を向けているのが運転者の「心」でした。この作品は、心を整える機能を持ったクルマの姿を具体的に描いてくれました。運転者の感情状態を表す人の顔の表情を持ったユニークなアイコンを見て、音声を聞いて、ハンドルを握っている人は気持ちを整えるのでしょう。ユニークな発想とポスターとして印象に残る絵作りがなされた作品です。

交通安全動画・ポスターコンテスト 優秀賞

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Honda賞 動画の部

  • 兵庫県 平川さん
    (16歳・男性)

    応募コメント:夜、車でいつももっと外がはっきり見えたらいいのになと思っていたのでこの動画を作りました。日中も太陽の光がとてもまぶしいのでサングラスのように光をさえぎってくれたらいいのにとも思っていました。

    審査員コメント:クルマの安全性能を高める技術の可能性を、真正面から示していただいた作品です。夜間は日中に比べて事故の発生件数が多く、その原因のひとつが視界の悪さです。それがフロントガラスを通すだけで明るく見えたら、どんなに素晴らしいでしょうか。映像を見た審査員もそうだよね、と思わず頷いてしまう作品でした。そうした身近なテーマであったことや、まだ免許を持っていない作者なりにどうしたら運転者にとって安全なクルマであるかを一生懸命考えてくれた作品です。

  • 神奈川県 山村さん
    (33歳・男性)

    応募コメント:自動車免許の筆記試験で、おそらく誰も間違えないであろう、机上では簡単な問題。しかしそれは現実の路上では、かなり難しい問題。車を運転する誰もが、かつて答えたその問題を、今一度考えてもらう、思い出してもらうことで未来の交通安全に少しでも役立てばと考え、制作しました。

    審査員コメント:「車を運転するときは、お互い譲り合う思いやりの気持ちが大切である。○か×か」。答えは○。「簡単と思えた問題にもう一度目を向け、思いやりを大切にしましょう。それが未来に繋がる」という根本的な課題に目を向けたメッセージ性の高い作品です。教習所の現実の映像と、試験問題を解く演技の映像を組み合わせた、映像としても完成度の高い作品です。

  • 兵庫県
    滝川第二中学校・高等学校
    キャンパスナビゲーターの皆さん

    応募コメント:この作品は私たちの実体験に基づいて制作しました。便利なために、ついやってしまいがちな「歩きスマホ」。しかしその油断が大きな事故を引き起こすこともあります。スマホの使い方を考えて交通事故を減らすことが大切だと思い、状況を再現しつつ「誰もが当事者となる」ことを表現しました。

    審査員コメント:現在の課題である歩きスマホ、ながらスマホを取り上げた実体験の再現映像であることが審査員の注目を集めました。こうなったら交通事故が減るのではと、未来に目を向けた作品ではありませんが、自転車に乗る男性の見事な演技力に、この映像を見た人は必ずクスリと笑ってしまう、印象に残る作品です。

Honda賞 ポスターの部

  • 福岡県 木庭さん
    (20歳・男性)

    応募コメント:相手が考えている事を、イルカの様に、超音波で伝える車ができたら、事故も減るのではないかと思い作りました。

    審査員コメント:イルカの形をした立体的なクルマのイラストのユニークさ、シンプルな色使いで多くの審査員の注目を集めました。クルマ同士で通信し、位置を確認したり譲り合ったりお礼を言う短いメッセージをやりとりするというのも良いですね。そういった運転者の気持ちをクルマが汲み取り、そのきもちを通信し合うという着眼点が良かった作品です。

  • 東京都 ハルミカさん
    (47歳・男性)

    応募コメント:未来の車が安全で楽しいものに進化していって欲しいと思って描きました。現存の車の様な問題を抜本的に解決してしまう新技術の実現化を御社に期待します。

    審査員コメント:柔らかいと、安全であるだけでなく、思わず撫でたくなったりしますよね。この作品は、柔らかな雲でボディを形づくるだけでなく、「駐車のときに浮く」という交通問題までも考えてくれました。そういった危険な路上駐車を減らそうとする発想があった点、美しい絵作りが印象的な作品です。

  • 岡山県 安木さん
    (52歳・男性)

    応募コメント:安全運転を支援するシステムは次々と開発され、広まっています。おそらく私が生きている内に自動運転は、一般化するでしょう。でも、どんなに技術が進歩して車が安全になっても、交通の主体である人の心が安全を求め、危険を回避しようとしなければ、交通事故は永遠になくならないのではないでしょうか。思いやりの心をエネルギーにして走る車ができれば、きっと交通事故はなくなります。

    審査員コメント:交通安全問題とエネルギー問題を一気に解決してくれる夢をポスターに描いていただきました。思いやりの心で動くクルマ、それこそ究極の“人に優しい”クルマではないでしょうか。ハートを排出しながら地球を走るという発想の豊かさ、真っ赤なバイクを赤いスーツを着た女性が運転する絵をアップで描いた構成がポスターとして素晴らしい作品です。

  • 埼玉県 弘山さん
    (4歳・女性)

    応募コメント:羽がはえていて空をとべる幼稚園バスをかきました。空を飛ぶときは速いけど、道路を走るときは手をふりながらすすむのでゆっくりです。お友達がたくさん乗っているのでいつも安全運転です。

    審査員コメント:クルマに大きな翼が生えて飛ぶだけでなく、地上を走るときは手を振って、さらにゆっくり走るというところに審査員の多くが暖かい気持ちになりました。大きな箱型のクルマには、笑顔を満面にたたえた先生やお友だちが乗っているのでしょう。そして背景の虹色が楽しい交通社会をイメージさせてくれました。シンプルだけどたくさんの想いが伝わってくる作品です。

  • 三重県 福田さん
    (12歳・男性)

    応募コメント:排気ガスの出ない動物が車に変身!!大好きな動物とたのしく走れる世界だったらうれしい。

    審査員コメント:動物がクルマに変身する。子どもらしいユニークな発想、そしてきれいな虹色で動物を描いてくれました。動物がクルマになれば、意志を持って走ってくれますから事故の心配もなくなりますね。「動物と走る世界」というストレートなキャッチフレーズも魅力的です。この動物は何でしょうか?メンバー一同、色々な動物を想像しながら楽しく審査させていただきました。

交通安全動画・ポスターコンテスト Honda賞

※厳正なる審査の結果、Honda賞 動画の部は3作品とさせて頂きました。
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交通安全動画・ポスターコンテスト 審査会レポート

2年目となった動画・ポスターコンテストの審査は、たくさんの応募作品をじっくりと
見させていただくために1次から3次までの3回にわたって作品を絞り込んでいく審査を行いました。
まずは、安全運転普及本部のスタッフ代表による1次審査。そこで作品を絞り込み、
日頃安全運転の指導に携わる全国の交通教育センターの所長による2次審査を実施。
最後の3次審査は、Honda安全運転普及本部の全国5ヵ所にある地区普及ブロック代表による審査。
2次審査までで絞られた作品をHonda流“ワイガヤ”で熱い議論を闘わせながらじっくりと見させていただきました。
検討するほどに賞を差し上げたくなる気持ちを抑え、各賞を選定。
ここに発表することができました。みなさま、ご応募いただき本当にありがとうございました。

1次審査

Hondaの青山本社にて、安全運転普及本部において各方面の仕事に携わるスタッフ代表6名が審査に参加。長年在籍している者、新しく配属されたスタッフなどさまざまなプロフィールを持つメンバーを選定しました。各人審査用紙を手に取り、すべての作品に時間をかけて目を通し、じっくりと選んでいきました。大枠の作品に絞り込む審査であるため、このコンテストに対し、よりふさわしい作品に絞り込んでいくことが中心となりました。

2次審査

2次審査は、全国7ヵ所にある交通教育センターにて所長を務める、交通安全教育を現場で推進するプロ中のプロによる審査です。自らの経験のなかに刻まれた現実の経験と照らし合わせながら、眼光鋭く真剣な表情で作品を審査しました。もちろん、ときおり心和む表情も。今回は「心」や「優しさ」をテーマにした作品が多かったこともあります。この2次審査でポスターは半数以下に絞り込まれました。各センター長が、それぞれ推薦した作品について議論を戦わせる熱い審査となりました。

3次審査

最終となる3次審査は、栃木、埼玉、浜松、鈴鹿、熊本の5ヵ所に点在し全国をカバーする安全運転普及ブロックのリーダーによる審査です。Hondaの交通安全の理念を全国に普及させるのが彼らの仕事であり、自然と議論は白熱。得点をつけて選定していくのですが、同点同順の作品も多く、議論を重ねることで全員が納得する上記掲載の各賞を選定に至りました。やはり交通安全で大切なのは、それを担う「人」の「心」であることは普遍であります。未来をテーマとしたコンテストで、あらためて「人」と「心」が浮かび上がった結果に、審査員だけでなく関係スタッフ一同が認識を新たにしました。そういう意味でもとても意義のある動画・ポスターコンテストであったと思います。コンテストの参加者にあらためてお礼を申し上げたい気持ちでいっぱいとなり、審査会を終えました。

2014年 第1回「交通安全ポスター・動画」コンテスト 受賞作品はこちら

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