トラフィック・シニア
安全啓発小冊子「トラフィックシリーズ」
高齢ドライバーの交通行動 [増える高齢ドライバー、増える事故]
イラスト

誰だって「ずっと運転したい」 気持ちは同じだけど

 高齢ドライバーが増えています。65歳以上の免許保有者は826万人。団塊の世代が高齢社会に入ってくる頃には、その数は急増すると予想されます。

 いまの高齢ドライバーの大半は、免許取得後20年、30年と運転してきた大ベテラン。その多くは長年無事故歴を誇る優良ドライバーです。当然、自分の運転に自信と誇りを持っています。

 でも現実には、視力、瞬時の判断力、運転能力やブレーキを力いっぱい踏み込む脚力などが低下しています。平成14年の高齢ドライバーの死亡事故原因のトップは運転操作で全体の16.1%。次いで漫然運転13.0%が続いています。

 一番の問題は、こうした現実を本人がなかなか自覚していないこと。高齢ドライバーのこうした運転行動を理解し、思いやりのある運転を心がけてください。

目立つ自転車乗車時の事故 58.3%

 平成14年の死亡事故を事故類型別にみると、高齢者の比率がとくに高いのは歩行中の事故で62.9%。次いで多いのが自転車乗車中で58.3%。高齢者の方の死亡事故は増加傾向にあるので、死傷者数に占める割合も年々増え続けています。
 そのなかでも夜間の自転車事故も増加しています。自転車で出かける際には、ライトの点灯はもちろんのこと、ドライバーから見える位置(スポークやフェンダーなど)に反射材などを貼ることが大事です。
出典:平成14年版交通統計

「高齢運転者標識」をつけたドライバーを見かけたら…

「高齢運転者標識」は、70歳以上のドライバーが車につけるマークです。このマークを見たら思いやりのある運転をしてください、という意味があります。
 高齢ドライバーはスピードが控えめで、車間距離を多くとって走る一方、車の流れに乗れなかったり、進路変更や右左折、駐車場などで手間取ることがあります。でも、イライラせず待ってあげてください。割り込みや幅寄せなどもってのほかです。
 高齢夫婦の世帯や公共交通機関が少ない地域に住む高齢者は、病院や買い物の足として車が手放せません。怖い、苦手と思いつつ運転している場合もあるのです。

 
  ●はじめに
 
高齢歩行者の交通行動 [意識と行動のズレ] 高齢歩行者の歩き方 [加齢と身体機能の変化]
横断歩道の高齢歩行者 [横断歩道上のトラブルあれこれ] 高齢者の視認性 [夜でも行動的な高齢歩行者]
高齢ドライバーの交通行動 [増える高齢ドライバー、増える事故] ●「高齢者」のために [ドライバーの方々にできること]
トラフィック・バリアフリー トラフィック・パートナー トラフィック・シニア トラフィック・マナー トラフィック・コミュニケーション トラフィック・タウン トラフィック・サイクル