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安全啓発小冊子「トラフィックシリーズ」
歩行者としての子ども/子どもの危険予測
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赤信号で停まっている車は怖い!?

交差点で近づいてくる車、横断歩道付近の駐車車両、駐車場でバックしてくる車など、危険な対象を見つけだす能力を子どもも持っています。この能力は成長と経験と共に向上していきます。

三重県鈴鹿市の小学校をモデルに行なわれている研究から、小学1年生では「何が危険かわかっていない」子どもが多いことがわかっています。しかし、学年が上がるにつれて、危険に対する理解能力は高まります。例えば、横断歩道を渡っている時、高学年の子どもは「左折してくる車が危ない」と答えたのに対し、低学年の子どもは「赤信号で停まっている車が怖い」と答えました。状況に応じた判断というより、近いもの、大きいものを「怖い」と判断します。

危険予測の力は、成長段階に応じて変化していきます。発達段階、個人差によって危険予測の能力が違うことを理解してあげてください。


■子どもたちに伝える前に

子どもの視野と視界─チャイルドビジョンを体験してみよう

 子どもの目の高さは、大人と比べてとても低いため、見える範囲がとても狭くなっていることをご存知ですか。駐停車している車などで視界がさえぎられて事故になるケースが子どもに多いのは、こうした目の高さの違いが原因といわれます。
 また、6歳児の場合、垂直方向の視野は大人約120度に対して70度、水平方向は大人約150度に対して90度しかありません。子どもの視野を体験する道具として「チャイルドビジョン」を試してみてはいかがでしょう。紙でできた幼児視界体験メガネです。あまりにも狭い視野に、思わずびっくりする人も多いのではないでしょうか。
PDFファイル・約22KB
大人と子どもでは視界の広さが違います。チャイルドビジョンを組み立てて、子どもの視野を確認してみてください。
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知っておきたいこと

危険回避能力―大きくても子どもは子ども

 子どもはあっという間に成長します。でも、体格は大人並みになっても、状況判断力や危険回避能力も大人並みというわけにはいきません。個人差もあり、高学年になっても交通状況への理解度があまり上がらない子どももいます。
 とくに男の子はスピードを好む傾向にありますが、危険に遭遇した時の回避能力は大人が思っているほど発達していないのです。4歳まではまっすぐ走ることもできず、止まりたい時に止まれるようになるのは6歳になってからというデータがあります。子どもの能力を過信してはいけません。
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  ●はじめに
 
歩行者としての子ども「飛び出し─止まれない子ども」

歩行者としての子ども「予測がつかない子どもの行動」

歩行者としての子ども「子どもの危険予測」 歩行者としての子ども「停まっている車の前後の横断」
自転車の子ども「先急ぎ─おいてけぼりはイヤだよ」 ●子どもたちのために、ドライバーの方々ができること
  ●特別付録 CHILD VISION(幼児視界体験メガネ) PDFファイル:21.1KB
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