衝突安全性の基準は、前面フルラップ衝突あるいは前面オフセット衝突への対応のいずれかを重視する考え方が主流となっています。フルラップ衝突への対応とは、乗員の傷害値を重視するということ。したがって、衝撃を吸収しやすいように車体のつくりを柔らかくしなければなりません。しかし、これでは、傷害値は小さくできても、キャビンの変形量が大きくなり、生存空間の確保が難しくなります。
一方、オフセット衝突への対応とは、生存空間の確保を重視するということ。キャビンの変形を抑えることをねらって車体を硬くするため、こんどは乗員への傷害値の低減が困難になります。つまり、フルラップ衝突とオフセット衝突で重視する課題と安全性は相反するため、いずれかを重視することは、衝突安全性の一側面にだけ目を向けるものといえます。
Hondaは、乗員の傷害軽減を第一とした「人」中心の基準を独自に設定。「衝撃の吸収」を見きわめるフルラップ衝突と、「生存空間の確保」を見きわめるオフセット衝突双方において、独自のGコントロール技術により乗員の傷害値低減とキャビンの変形量の抑制を高次元で両立。前面のフルラップ55km/h、前面オフセット64km/hの衝突テストをクリアする衝突安全設計ボディを、いち早く実現しています。 |
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