エンジン(点火プラグ)
エンジンと点火プラグのガスケットとの組み合わせが不適切なため、高回転時の熱負荷によりガスケットが変形して締め付け力が低下するものがあり、高回転時の振動で点火プラグが弛むと異音が発生し、点火プラグ取付けネジ部が損傷するとともに失火のためにエンジンが不調となってPGM-FI警告灯が点灯する。そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、吹き抜けた燃焼ガスで点火コイルが溶損して短絡することにより点火系のヒューズが溶断し、エンジンが停止して再始動できないおそれがある。
対策品のガスケットを取り付けた点火プラグに交換するとともに、シリンダーヘッドの点火プラグ取付けネジ部及びイグニションコイルを点検し、損傷のあるものは新品と交換する。
なお、あわせて取扱説明書に記載の点火プラグの品番に、対策品の品番を記載したシールを貼付する。
・使用者:ダイレクトメールで通知する。
・自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
・改善実施済車には、運転席ドアガラスの後方下部にNo.853のステッカーを貼付する。
車名 |
型式 |
通称名 |
対象車の車台番号の範囲及び製作期間 |
対象車の台数 |
ホンダ
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GH-AP1
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S2000 | AP1-1000034~AP1-1008567 |
8,534 |
LA-AP1
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AP1-1100001~AP1-1103493
平成12年5月10日~平成13年9月4日 |
3,493
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AP1-1200001~AP1-1201325 |
1,325 |
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(計2) |
(計1車種) |
(製作期間の全体の範囲) |
(計13,352) |