
この日のために手に入れたブラック&デッカーの工具を積んで森の工房へ向かう。
(穴開け作業の使用工具/BLACK&DECKER 12V ドリルドライバー EPC12)
便利で快適なマンション暮らしを始めて数年。しかし、最近ひとつの不満を感じるようになってきた。それは大好きな日曜大工が自宅で楽しめないこと。電動工具の音を響かせ、思いのままに木製品を仕上げる喜びは、父の趣味を手伝っていた子供の頃から知っていた。ホームセンターでも工具を使ったことはあるが、やはり自由な時間と場所で手を動かしたい・・・・・・。
そんな思いがより募りだしたのは、ホンダの「フリードスパイク」に乗り始めた頃だった。爽やかな自然の中に車を走らせ、気に入った場所に止めてゆっくりと過ごす休日のひととき。ひとりになれる隠れ家空間としては最高で、その広々とした後部ラゲッジスペースに、寛ぐためのテーブルを設置したかったのだ。市販のものではうまく収まりそうもない。ならばジャストサイズのテーブルを自ら手作りするしかないということで、久しぶりにDIYゴコロに火が付いたのである。そしてその実現には、場所を選ばない日曜大工を可能にする、ある秘密兵器の存在も大きかった。
それはガスパワー発電機「エネポ」。秘密兵器というには可愛らしいネーミングと、キャリーバッグ風に簡単に持ち運べるコンパクトなサイズだが、定格出力は900VAとけっこうパワプル。さまざまな電気製品を接続できる優れモノだ。しかも、燃料はカセットボンベ(2本で最大約2.2時間連続運転)という手軽さも気に入っている。充電ドライバーのバッテリーの充電はもちろん、電動サンダーやジグソーも快適に動いてくれるのだ。
ちょうどこの日は、田舎暮らしの友人の家の裏山を借りてDIY三昧。周囲を気にすることなく思いっきり工具音をうならせ、「フリードスパイク」にぴったり積める念願の木製テーブルを完成させることができた。
ひと息ついたところで、エネポに電気ケトルを繋ぎ、湯を沸かしてフレンチローストの粉をセットしたマグカップに注ぐ。湯気とともに香りが立ち上がり始めたら、CDプレイヤーもコンセントに差し込んで、森に似合う心地よいジャズにでも包まれるとしよう。