タイ 地域の皆さんと300名の従業員が参加 野生動物の保護活動

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「Honda・タイ基金」は、カンチャナブリー県ボープローイ郡において、「ゾウの塩場改良、砂防ダム建設、および植樹プロジェクト」を実施しました。

このプロジェクトは、タイで進行する森林資源の破壊への対策として2012年に発足しました。タイの野生動植物の保護を目指す政府との緊密な連携の下、森林資源の回復だけでなく、野生動物への食糧供給、植樹のほか、塩場の改良とミネラル補給などを実施しています。これまでに、Hondaグループ各社の従業員が、22カ所の塩場改良、9カ所の砂防ダム建設、20.8平方キロメートルの土地に約8,000本の植樹、1カ所の竹製の橋の建設などを行ってきました。

5回目となる今年は、タイ・アジアゾウ基金、国立公園・野生動物・植物保全局、タイ王国陸軍の協力を得て、タイ全土のHondaグループ10社から300名を超える従業員が参加し、約100名の村民ボランティアの皆さんとともに、カンチャナブリー県に生息する野生動物の保護を目的とした活動を実施しました。

ゾウなどの一部の野生動物にとって、塩分は必須のミネラル成分です。その補給場所になっている3カ所の塩場へミネラルの提供を行いました。その他、砂防ダムの建設(1カ所)、16平方キロメートルの土地へ3,000本の植樹も実施。また、Honda・タイ基金は、今回のプロジェクトに総額30万バーツ(約88万円)相当の寄付を行いました。
今後も、タイの野生動植物の保護をはじめ持続可能な社会づくりのために、このプロジェクトを継続していく予定です。

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<Honda・タイ基金とは>
タイ国内のHondaグループ4社(アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド、エー・ピー・ホンダカンパニー・リミテッド、タイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド、ホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド)からの寄付により、タイ財務省から慈善団体として認定を受け、2002年に設立されました。同基金は、Asian Elephant Foundation of Thailandと提携し、主にジャングル内のゾウの生息地保護に努めています。その他の活動として、マハー・チャクリ・シリントーン王女が支援するタイ図書館協会と共同して、恵まれない地域の小学校に図書室を開設しているほか、プラバートナンプ寺院と共にHIV/エイズ患者を支援しています。また、自然災害の被災地支援に取り組む特別基金であるホンダ キアン カーン タイ ファンドを通じて、内務省の災害防止軽減局および保健省傘下の国家救急医療機関とも連携し、防災や被害軽減のプロジェクトを支援しています。

これからもHonda・タイ基金は、教育の支援、文化の保護、人道的な活動の支援、環境保護をはじめとするさまざまな分野において、タイ社会が直面している問題の改善を目指していきます。

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Together for Tomorrow

合言葉は "Together for Tomorrow"

このロゴは、みんなで力を合わせ、夢のある明日の社会づくりをめざすというHondaの社会活動の考え方を表しています。