渡良瀬川には複数のダムが存在し、その水は農業用水、水道水、工業用水、水力発電に利用され、流域周辺にとっては欠かすことの出来ない大切な資源です。
しかし、渡良瀬川上流部に位置する足尾町の森林の多くは過去の公害によって荒廃し、住民による保全活動も過疎化によってなかなか進んでいないのが現状です。
未来に渡良瀬川の水資源を残し、また森林の保水力低下による土砂崩れなどの自然災害を防いでいくために、渡良瀬川源流域を水源涵養機能の高い森林に戻していく活動が求められています。
Hondaは、2006年よりNPO CCC自然・文化創造工場と林野庁・日光森林管理署と共に、足尾町・胡南地区の国有林3ヘクタールでの森林保全活動をスタートしました。
● 活動地域はどんなところ?
栃木県の足尾町には、江戸時代から400年近く続いた歴史ある足尾銅山がありました。銅山の運営の中で多くの森林は伐採され、さらに公害も発生したことで深刻な自然荒廃が広がり、周辺住民は土石流をはじめとしたさまざまな災害の被害に悩まされてきました。
このため、土砂を防ぐためのダムを建設し、一方、渡良瀬川源流域の森林を保全して、もとの水源涵養機能の高い状態に戻していくための活動が始まりました。現在、多くのボランティアによって活動は広がってきています。
● これまでの保全活動
明治時代に発生した足尾銅山の公害は、広大な足尾の山地にあった草木を枯らし、山肌の土壌を流し、荒廃地へと変貌させました。国は1956年から治山事業を開始し、現在は関東森林管理局による保全計画のもと、治山事業が行われています。CCC自然・文化創造工場は、関東森林管理局が管理する足尾の荒廃地における自然回復のためのボランティア活動に協力しています。
Hondaは、2006年より栃木製作所の従業員ボランティア・OBとその家族が参加し、活動を行っています。今後も多くの従業員ボランティアによる保全活動を継続していきます。
*2006年4月に行なわれた植林活動の様子はこちら
● パートナー団体
共 催:CCC自然・文化創造会議/工場
後 援:林野庁・日光森林管理署



