更新日:2024.03.27

スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅(3日目)

サイクリスト憧れの地・しまなみ海道を「スマチャリ」で巡るキャンプ旅の3日目。天候に恵まれ、楽しかった自転車キャンプ旅もいよいよ最終日を迎えました。2日目は生名島(いきなじま)から伯方島(はかたじま)まで約49kmを走破。キャンプ場では地元の食材を使ってキャンプ飯を作りました。

3日目は、この旅最大の難関である最大傾斜15%の激坂に挑戦。果たして上り切れるのか? そして、無事にゴールまで走り切れるのか? 盛りだくさんの3日目をレポートします!

旅の行程

出発地点は、広島県の尾道港。瀬戸内海に浮かぶ大小さまざまな島を自転車やフェリーで渡りながら、3日かけてゴールの愛媛県今治市を目指します。総走行距離は約120km。今回はその3日目、伯方島から最終目的地の今治までの模様をご紹介します。

> 1日目(尾道〜生名島)のレポートを見る
> 2日目(生名島〜伯方島)のレポートを見る

3日目

海と島が織りなす美しい景色も今日で見納め
最終日の旅がスタート!

3日目の朝を迎えました。取材日は2月。昨晩はかなり冷え込み、テントのフライシートには霜がついていました。

今日も天候に恵まれ、空には雲ひとつありません。早朝のやさしい光に照らされた山々が美しい。この景色をゆっくりと眺めていたい気持ちを抑え、出発に向けて撤収作業に取り掛かります。
泣いても笑ってもこれが最後の1日。そうそうに撤収作業を終え、いざ3日目の旅へ出発!
こいしゆうか

今治まで無事に走りきるぞーっ!!!!

佐久間亮介

旅を最後まで満喫するぞ!

最終日は「しまなみ海道」の“海”と“山”を楽しみます。キャンプ場をあとにして大島へ渡ったら、まずは“海”を堪能すべく寄り道。午前中は観光を楽しみ、午後からは“山”。この旅最大の難所「亀老山(きろうさん)展望公園」への上り坂に挑戦します。山登りのあとは、「しまなみ海道」の最後の橋である来島(くるしま)海峡大橋を通って、ゴール地点の今治へ!
3日目最初の目的地の大島を目指して、伯方・大島大橋を走ります。この橋を渡り終えると、「しまなみ海道」最後の島となる大島に到着です。
こいしゆうか

ついに最後の島に来たぞーーーっ!!

大島では島の東側を走るルートを選択。すると必然的に自転車で走るのは海により近い左側。空も海も青の色が濃くて印象的です。
朝日が水面を照らし、キラキラと輝いています。こんな景色を横目に走れるなんて、足取りは軽快にならざるをえません!
こいしゆうか

この道、最高に気持ちいい! この海と島の景色とも今日でお別れだと思うと、切なくなるね。

佐久間亮介

そうくると思って、今日の午前中は「しまなみ海道の“海” 」を堪能するプランを用意していますよ。

こいしゆうか

本当に!? 佐久間が旅行会社の人に見えてきた。

しまなみ海道の“海”を堪能!
満面の笑みがこぼれた、そのワケは?

「しまなみ海道の“海” 」を堪能するプランのひとつめは、船に乗って海に出ます!
これまでもフェリーには乗船してきましたが、今回はよりダイレクトに波と潮の流れを体感すべく、小型船での潮流体験に参加しました。

参加したのは大島周辺の激しい潮流を体験できる「潮流体験 能島水軍」。大島の周辺を約40分、船で巡ります。潮の干満や天候次第では最大10ノット(時速18km相当)の潮流が渦を巻き、海に滝ができたような流れの中を進むこともあるのだそう。ちなみに、施設のスタッフの方いわく、大潮の日が最も刺激的な体験ができるとのこと。 海面までの距離が近い!

瀬戸内に浮かぶこの能島(のしま)は、かつて「日本最大の海賊」と称された村上海賊の拠点だったそうです。このあたりは特に潮が激しく、それが天然の要塞として機能してたとか。自転車では渡ることができない島々も間近に見ることができて大満足!

参加したのは大島周辺の激しい潮流を体験できる「潮流体験 能島水軍」。大島の周辺を約40分、船で巡ります。潮の干満や天候次第では最大10ノット(時速18km相当)の潮流が渦を巻き、海に滝ができたような流れの中を進むこともあるのだそう。ちなみに、施設のスタッフの方いわく、大潮の日が最も刺激的な体験ができるとのこと。 海面までの距離が近い!

参加したのは大島周辺の激しい潮流を体験できる「潮流体験 能島水軍」。大島の周辺を約40分、船で巡ります。潮の干満や天候次第では最大10ノット(時速18km相当)の潮流が渦を巻き、海に滝ができたような流れの中を進むこともあるのだそう。ちなみに、施設のスタッフの方いわく、大潮の日が最も刺激的な体験ができるとのこと。 海面までの距離が近い!

瀬戸内に浮かぶこの能島(のしま)は、かつて「日本最大の海賊」と称された村上海賊の拠点だったそうです。このあたりは特に潮が激しく、それが天然の要塞として機能してたとか。自転車では渡ることができない島々も間近に見ることができて大満足!

瀬戸内に浮かぶこの能島(のしま)は、かつて「日本最大の海賊」と称された村上海賊の拠点だったそうです。このあたりは特に潮が激しく、それが天然の要塞として機能してたとか。自転車では渡ることができない島々も間近に見ることができて大満足!

こいしゆうか

海面が近くて、海を肌で感じられて楽しかったー!

佐久間亮介

この地域の歴史を探訪できたのも、旅っぽくてよかったですね!
このあとは、少し早いですがランチにしましょう。

こいしゆうか

ごはん!? やったー!

「しまなみ海道の“海”」を堪能するプラン、続いては「海の幸」を味わいます!

訪れたのは漁師が営む定食屋さん「海の家 魚蔵」。魚の新鮮さで知られる人気店です。海沿いの高台に位置していることもあり、店内でもテラス席でも海を望みながら食事をいただけます。

僕らが注文したのは、お店の2大人気メニューとなっている刺身定食と煮魚定食。この日のメインはウマヅラハギで、身がプリップリッでおいしそう!

訪れたのは漁師が営む定食屋さん「海の家 魚蔵」。魚の新鮮さで知られる人気店です。海沿いの高台に位置していることもあり、店内でもテラス席でも海を望みながら食事をいただけます。

訪れたのは漁師が営む定食屋さん「海の家 魚蔵」。魚の新鮮さで知られる人気店です。海沿いの高台に位置していることもあり、店内でもテラス席でも海を望みながら食事をいただけます。

僕らが注文したのは、お店の2大人気メニューとなっている刺身定食と煮魚定食。この日のメインはウマヅラハギで、身がプリップリッでおいしそう!

僕らが注文したのは、お店の2大人気メニューとなっている刺身定食と煮魚定食。この日のメインはウマヅラハギで、身がプリップリッでおいしそう!

ひとくち食べるなり、この表情。あまりのおいしさに、満面の笑みがこぼれました。しまなみならではの新鮮な海の幸をいただけて、極上の幸せ!
こいしゆうか

本当に、すっごくおいしかった〜!!
今回のは最高のプランだね。身も心も「しまなみ海道の“海” 」を堪能したー!

佐久間亮介

さあ、午後からは「しまなみ海道の“山”」。坂上りに挑戦しますよ!

こいしゆうか

うっ、いよいよか。観光が楽しすぎて現実逃避してた……。

佐久間亮介

そのために午前中は体力温存したんですから。スマチャリで上るの、すごい楽しみ!

こいしゆうか

サヨウナラ、幸せな時間……。

このあとは、この旅最大の難所「亀老山展望公園」へ向かいます!
スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅
  • ※このコンテンツは、2024年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。