更新日:2024.03.21

スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅(2日目)

サイクリスト憧れの地・しまなみ海道を「スマチャリ」で巡るキャンプ旅の2日目。初日は尾道港からフェリーで向島(むかいしま)へ渡り、最後の最後でこいしさんの自転車が故障するというアクシデントはありつつも、生名島(いきなじま)にある「サウンド波間田(はかんだ)キャンプ場」まで、2人揃って約40kmを走破。夜にはキャンプ場の食材提供サービスを活用しておいしいジビエ鍋をいただき、テントで就寝しました。

2日目の朝を迎え、今日も天気は良好。
今日はどんな景色が楽しませてくれるのか、こいしさんの自転車は直るのか、盛りだくさんの2日目をレポートします!

旅の行程

出発地点は、広島県の尾道港。瀬戸内海に浮かぶ大小さまざまな島を自転車やフェリーで渡りながら、3日かけてゴールの愛媛県今治市を目指します。総走行距離は約120km。今回はその2日目、生名島から伯方島(はかたじま)間の模様をご紹介します。

> 1日目(尾道〜生名島)のレポートを見る

2日目

テントを開けると
目の前には海と島々の景色!
非日常を実感する、しまなみの朝

2日目の朝。海沿いでのキャンプ泊だと波の音で眠れないことがよくありますが、瀬戸内は波がほとんどなく静かで、朝までぐっすり眠れました。

目が覚めてテントから出ると、目前には海と島々の景色。朝の澄んだ空気がより一層、非日常を際立たせてくれました。
そうそうに撤収作業を終え、朝8時、2日目の旅へ出発!
2日目は生名島からフェリーで因島(いんのしま)に戻り、「しなまみ海道」のメインルートに復帰します。その後、生口島(いくちじま)・大三島(おおみしま)へ渡り、道中で「しおまち商店街」で食べ歩きをしたり、イチゴ狩りをしたり、寄り道をたくさんして旅を満喫。ゴール地点は、伯方島(はかたじま)の「ドルフィンファームオートキャンプ場」です。こいしさんは自転車を修理するために因島で別れ、サイクリングショップへ向かいます。
こいしゆうか

絶対に自転車を直して、ゴールまで走りきるぞーっ!!!!

佐久間亮介

今日もいい天気!しまなみの景色を満喫するぞ!

今日もスマチャリは快適。昨日、約40kmを走破して残り30%くらいまで消費していたバッテリーも、キャンプ場で満タンに充電。不安はありません。
一方、こいしさんは重いギアに固定されて辛そう……。上り坂のたびに「ふんぬ〜」という野太い声が聞こえてきます。
キャンプ場を出発してほんの数分のところで景色のいい場所を発見! 小さな島がポツンと浮かんでいるだけでも、なんだか絵になります。

立石港からフェリーで因島へと戻ります。ここのフェリーは朝8時から9時の1時間に5本も運航していて、地元の方々にとって重要な交通インフラになっているのだなぁっとしみじみ。

乗船して5分も経たずに、対岸にある因島の土生港(はぶこう)に到着。ゆめしま海道が繋ぐ離島群に別れを告げて、しまなみ海道サイクリングのメインルートに復帰します!

立石港からフェリーで因島へと戻ります。ここのフェリーは朝8時から9時の1時間に5本も運航していて、地元の方々にとって重要な交通インフラになっているのだなぁっとしみじみ。

立石港からフェリーで因島へと戻ります。ここのフェリーは朝8時から9時の1時間に5本も運航していて、地元の方々にとって重要な交通インフラになっているのだなぁっとしみじみ。

乗船して5分も経たずに、対岸にある因島の土生港(はぶこう)に到着。ゆめしま海道が繋ぐ離島群に別れを告げて、しまなみ海道サイクリングのメインルートに復帰します!

乗船して5分も経たずに、対岸にある因島の土生港(はぶこう)に到着。ゆめしま海道が繋ぐ離島群に別れを告げて、しまなみ海道サイクリングのメインルートに復帰します!

因島の土生港に渡ったところで、こいしさんとは一旦お別れ。こいしさんは自転車を修理するために因島にあるサイクルショップに向かい、僕ひとりで先を進みます。
佐久間亮介

こいしさん、絶対に戻ってきてくださいね!

こいしゆうか

任せておいて! 頑張る!
自転車が直ったら全速力で走って合流するから、できるだけゆっくり先行してて。

佐久間亮介

(いや、頑張るのは自転車屋さんでしょ……)

ひとり時間を満喫していたところに
一本の電話が!
こいしさんの自転車の行方は!?

次の目的地は因島と生口島に架かる生口橋。その美しさに思わず見入ってしまいました。隣の島との距離感、大きな橋、海とは思えない静かな水面。しまなみ独特の空気感が本当に気持ち良く、晴天に心から感謝!
先ほど下から望んだ生口橋を走行。
生口橋は1991年の完成当時、世界最長の斜張橋だったそうです。ちなみに斜張橋とは橋桁を吊るケーブルが斜めに張られた橋のことで、伸びたケーブルが主塔に収れんしていく美しいフォルムが特徴的ですね。
この橋はしまなみ海道の橋では2番目の低さなんだそう。瀬戸内海をより近くに感じながら渡ることができて、橋の上から見渡す景色は絶景ばかり。

こいしさんと別れてからは、フォトスポットを見つけては立ち止まり、ゆっくりと先行していました。こうも美しい景色が多いと、全然先に進めません(笑)

生口橋を走り抜け、生口島に上陸。しまなみ海道の各橋に通じる自転車用道路は、そのほとんどがゆるやかに蛇行する坂道になっています。橋を渡りきった後に今通ってきた橋を眺めながら気持ちよく下る時の爽快さたるや!

こいしさんと別れてからは、フォトスポットを見つけては立ち止まり、ゆっくりと先行していました。こうも美しい景色が多いと、全然先に進めません(笑)

こいしさんと別れてからは、フォトスポットを見つけては立ち止まり、ゆっくりと先行していました。こうも美しい景色が多いと、全然先に進めません(笑)

生口橋を走り抜け、生口島に上陸。しまなみ海道の各橋に通じる自転車用道路は、そのほとんどがゆるやかに蛇行する坂道になっています。橋を渡りきった後に今通ってきた橋を眺めながら気持ちよく下る時の爽快さたるや!

生口橋を走り抜け、生口島に上陸。しまなみ海道の各橋に通じる自転車用道路は、そのほとんどがゆるやかに蛇行する坂道になっています。橋を渡りきった後に今通ってきた橋を眺めながら気持ちよく下る時の爽快さたるや!

と、ひとり時間を満喫していたのもつかの間、こいしさんから連絡が。
こいしゆうか

お待たせ! 自転車、直ったーっ!!!!

佐久間亮介

はやっ!
でも、よかった!! じゃあ、瀬戸田港近くの「しおまち商店街」で合流しましょう。

こいしゆうか

全速力で向かいます!

こいしさんと別れてからまだ30分程度。言われた通り景色を堪能しながらできるだけゆっくり進んでいたこともあり、距離もそれほど離れていません。これなら多少待っても当初のプラン通りに旅を進められそうです。次の目的地である「しおまち商店街」で合流することにしました。
スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅
  • ※このコンテンツは、2024年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。