更新日:2024.03.13

スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅(1日目)

こんにちは、ライターの佐久間です。
今回は僕の持ち込み企画「スマチャリで巡る!しまなみ海道2泊3日・自転車キャンプ旅」をお届けします。

みなさんは「SmaChari(スマチャリ)」ってご存知ですか?

Hondaが開発した、既存の自転車に電動アシストユニットを後付けして、いろんな自転車を電動アシスト化できてしまうという画期的な代物。ニュースサイトで知って、この機能だけでも驚いたのですが、搭載された自転車の写真を見たら、これがまたカッコいいわ、バッテリー&充電器小さいわ、イメージしていた電動アシスト自転車と全然違う!「これは欲しい!」と思って、自腹で購入したんです。そして、せっかくなら仕事にも活かしたいと、企画会議で猛烈アピール!念願かなって今回の企画実現となりました。

※現状での対応車種は、ワイズロードから販売している、RAIL ACTIVE-eのみになります。(2024年3月現在)


まぎれもなく僕の熱い想いと支出によって実現した企画だったのですが、ここに便乗してきたのが先輩のこいしゆうかさん。
こいしゆうか

そんな楽しそうな企画、佐久間だけズルい! スマチャリではないけど佐久間と同じ型の自転車を持ってるし、私も行きたい!

佐久間亮介

スケジュールがタイトですし、坂道も多いから、電動アシスト無しじゃ厳しいと思いますよ……。

こいしゆうか

大丈夫、大丈夫! 自転車キャンプもキャンプの一環だから! キャンプのことなら任せておいて!

こんな感じで、なし崩し的にこいしさんも参戦することに。足を引っ張ることだけはないように、お願いしますよ、先輩!

こうして2人で巡ることになった自転車キャンプ旅。サイクリスト憧れの地・しまなみ海道の絶景を堪能しながら立ち寄りスポットに寄り道したり、地元の食材を使ったキャンプ飯を作ったり、見どころ満載の2泊3日をレポートします!

旅の行程

出発地点は、広島県の尾道港。瀬戸内海に浮かぶ大小さまざまな島を自転車やフェリーで渡りながら、3日かけてゴールの愛媛県今治市を目指します。総走行距離は約120km。今回はその1日目、尾道から生名島(いきなじま)間の模様をご紹介します。
2人の愛車紹介

佐久間のスマチャリ

これが本企画の発端となった、僕の愛車のスマチャリ。車体重量は約15kgと、電動アシスト自転車と思えないほど軽量です。そこに約10kgの荷物を、ハンドルとトップチューブ、リアキャリアとそのサイドにバランス良く載せました。ちなみに、ダウンチューブにくくりつけられているのがスマチャリのバッテリーです。その小ささゆえに自転車のデザインを邪魔しないのも購入の決め手のひとつ。充電器も小さかったので「これは自転車キャンプに持ち出せる」と気持ちが高ぶりました!

こいしのクロスバイク

こちらはこいしさんが10年ほど前に購入したという、アシスト機能が付かない通常のクロスバイク。約5kgの荷物をフロントフォークの両サイドとハンドルに多く載せているので、ハンドリングが少し大変そうな印象です。こいしさんはこれらの荷物に加えて、バッグも背負って走ります。

1日目

絶好のサイクリング日和!
尾道港からフェリーで向島へ出発!

旅のスタートは尾道港。フェリーで向島(むかいしま)に渡ったあと、ペダルを漕ぎ出します。
空には薄い雲がところどころにかかっていますが、雨が降りそうな気配はありません。絶好のサイクリング日和です。
佐久間亮介

ついに憧れのしまなみ海道に到着! 港に着くと潮の香りがして、旅情を感じるな〜。

こいしゆうか

地のものを食べるのも楽しみ! いっぱい走って、おいしいものたくさん食べるぞ!

ようやく「サイクリストの聖地」でスマチャリの性能を試せるとあって、ワクワクが止まりません。ノーアシスト完全人力で参戦したこいしさんも気合い十分のご様子。
尾道港からフェリーで向島に渡ったら、しまなみ海道・因島(いんのしま)大橋を渡り因島へ。途中寄り道をしつつ、ゆめしま海道を走って弓削島(ゆげじま)→佐島(さしま)→生名島へと進み、生名島にあるサウンド波間田(はかんだ)キャンプ場が1日目の最終目的地です。

尾道港まではクルマで移動。今回はステップ ワゴンにクロスバイクを2台積載して乗ってきました。尾道港から目と鼻の先に駐車場があるので、クルマから自転車への乗り換えもスムーズ。さすがはサイクリストの聖地です。

3列目シートを格納し後席を前にずらした状態にすれば、ステップ ワゴンの荷室には2台のクロスバイクが難なく収まりました。自転車を下ろして前輪を装着し、キャンプ道具を準備。ものの15分ほどで準備完了です。

尾道と向島を結ぶフェリーは約10分間隔で運行しているので、ほとんど待たずに乗ることができます。

フェリーの乗船時間はわずか5分程度。あっという間に対岸の向島港まで運んでくれます。

尾道港まではクルマで移動。今回はステップ ワゴンにクロスバイクを2台積載して乗ってきました。尾道港から目と鼻の先に駐車場があるので、クルマから自転車への乗り換えもスムーズ。さすがはサイクリストの聖地です。

尾道港まではクルマで移動。今回はステップ ワゴンにクロスバイクを2台積載して乗ってきました。尾道港から目と鼻の先に駐車場があるので、クルマから自転車への乗り換えもスムーズ。さすがはサイクリストの聖地です。

3列目シートを格納し後席を前にずらした状態にすれば、ステップ ワゴンの荷室には2台のクロスバイクが難なく収まりました。自転車を下ろして前輪を装着し、キャンプ道具を準備。ものの15分ほどで準備完了です。

3列目シートを格納し後席を前にずらした状態にすれば、ステップ ワゴンの荷室には2台のクロスバイクが難なく収まりました。自転車を下ろして前輪を装着し、キャンプ道具を準備。ものの15分ほどで準備完了です。

尾道と向島を結ぶフェリーは約10分間隔で運行しているので、ほとんど待たずに乗ることができます。

尾道と向島を結ぶフェリーは約10分間隔で運行しているので、ほとんど待たずに乗ることができます。

フェリーの乗船時間はわずか5分程度。あっという間に対岸の向島港まで運んでくれます。

フェリーの乗船時間はわずか5分程度。あっという間に対岸の向島港まで運んでくれます。

大きな橋の人工物と
豊かな自然の共演!
“しまなみ海道らしい”景色に感動!

最初に走るのは、尾道から1つめの島となる向島。周囲約28kmの比較的小さな島で、北側に残る昭和レトロな街並みと、南側を中心に点在するオシャレなショップとの対比が魅力となっています。

スマチャリはというと、走り出しから感動! 漕ぎ出しがスムーズなのは知っていましたが、約10kgの荷物を積んでいても、荷物を積んでいないときと感覚がまったく変わりません。
佐久間亮介

荷物を積みすぎたかもと少し心配していましたが、これなら行けそうです!

ちなみに、スマチャリにはAIモードが搭載されていて、わざとらしいアシストではなく自然な感覚で走れるように制御してくれます。確かにラクなのに自転車を漕ぐ喜びもしっかり感じられるんです。これは本当に不思議な感覚!
しまなみ海道の主要な道路には自転車レーンを示す青い矢印が描かれているので、それに沿っていれば迷うことなく次の島に辿り着けます。

しばらくペダルを漕ぎ進めると、次の因島との間に架かる因島大橋が見えてきました。
この旅で初めて見る大きな橋の、そのいかにも“しまなみ海道らしい”景色に気分も高まります。
佐久間亮介

穏やかな海と大小の小島が重なる景色がすごくきれい!

こいしゆうか

大きな橋の人工物と豊かな自然が共演する姿が感動的だ〜。

景色を楽しみながら向島港からゆっくりと走ること約30分。早くも次の島への入口、因島大橋の自転車・原付用入口に到着しました。
旅のメモ帳
橋が近づいたら、入口の案内板を見逃さないように注意!
自転車・原付には専用の入口が設けられています
しまなみ海道に架かる橋は自転車・原付用とクルマ用で道が分かれていて、自転車・原付には専用の入口が設けられています。クルマの入口とは離れた場所にあることが多く、地図アプリのナビで移動手段をクルマにしているとなかなか見つからないことも。橋が近づいたら、入口の案内板を見逃さないように注意しながら走るのがポイントです。
スマチャリで巡る!
しまなみ海道・2泊3日の自転車キャンプ旅
  • 今回使用したクルマ:ステップ ワゴン
  • ※このコンテンツは、2024年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。