素材やサイズ以外にココもチェック!
ダッチオーブン選びで素材以外に
注目すべきポイント

ダッチオーブンを選ぶ際は、サイズや素材ばかりに意識が向いてしまいがちですが、実は各社のダッチオーブンには、脚の有無やハンドル・フタの形状など、素材以外にも細かい機能の違いがあるんです。今回は、ダッチオーブンを選ぶ際に見逃しがちな、素材以外で注目すべきポイントについて解説します。

更新日:2018.06.13

焚き火メインなら脚付き
自宅利用は脚なし

ダッチオーブンには、鍋の底に脚が付いているものがあります。脚の有無を選べることは、ほかのクッカーとの大きな違いです。

伝統的な野外向けのダッチオーブンは、脚付きです。脚付きダッチオーブンのメリットは、フタの上だけでなく脚の下にも炭や薪を入れておけること。脚なしの鍋は、炭や薪が燃えている内にくずれてしまうので、そのまま炭や薪の上に置くと鍋が傾く危険があります。
また、脚が付いているので2段、3段と重ねられることも見逃せません。心理的なものですが、できあがった料理を入れたまま鍋を地面に置いても、さほど不衛生に思わないこともメリットでしょう。
ただし、収納時はこの脚が邪魔になってしまいますし、家庭のガスコンロの五徳に対応しない場合も。当然、IHでは使えないので活躍の場が限られてしまいます。

一方、脚なしのダッチオーブンは収納時もスッキリ。自宅のガスコンロで日常的に使えます。IH対応のものもあり、クローゼットにしまいっぱなしにならないので「気づいたら錆びだらけ」という失敗を防げます。

脚なしのダッチオーブンの中には、フタが十字になっていて重ねられるものもあります。そうでないダッチオーブンも、フタの上に載せるためのスタンドが販売されているものもあります。自宅ではそのまま、キャンプのときにはスタンドを持って行けば、脚付きと同じようにダッチオーブン料理を楽しめますね。

ハンドルやフタに注目

ダッチオーブンは重厚感がある鍋です。ここに食材を入れると、優に5kgを超えてしまうこともあります。そこで、安定感のあるハンドルは必須

写真のように2本の持ち手があるものや、両脇に手でしっかり持てる大きめのハンドルがあると安心です。

ダッチオーブンのフタをひっくり返してみて、軽く弧を描いているものであれば、フタを鉄板がわりに使えます。ひっくり返した状態でよく熱し、油をひいても油が外側に流れ出ることはありませんし、肉汁も垂れません。

厳密にはダッチオーブンとは異なりますが、鋳鉄製片手鍋(一般的にコンボクッカーと呼ばれています)はフタもスキレット形状になっています。夜は2つ組み合わせて煮込み料理、朝はフタでベーコンエッグ、片手鍋でフレンチトーストを同時に作るなんてことができますね。

素材やサイズの違いに加え、こうした機能の違いを知ればダッチオーブン選びがもっと楽しくなります!

協力:WILD-1デックス東京ビーチ店

※このコンテンツは、2018年6月の情報をもとに作成しております。