キャンプでもっと「いいね!」な
写真を撮り隊!

更新日:2018.03.30

こいしゆうか
当企画の担当カメラマンによる
「いいね!」な写真の撮り方講座

こんにちは!こいしゆうかです。

朝日や夕日、木漏れ日…フォトジェニックな景色だらけのキャンプの時間。何気ないひとときも、つい写真に収めたくなっちゃいますよね。でも、せっかく写真を撮るならできるだけ素敵に残したいと思いませんか?

かくいうわたしも、1年ほど前に一眼レフカメラを購入し、日々精進を重ねているのですが、もっともっと思い通りのかっこいいキャンプ写真を撮りたい!
そこで今回は、当企画のカメラマンにしてキャンプコーディネーターでもある猪俣さんに、映えるキャンプ写真の撮り方とコツを伝授してもらいました。構図や時間帯など、ちょっとしたことで劇的に見栄えが変わるポイントをご紹介します。
ちなみに今回紹介するコツはスマートフォンでも使えるので、ぜひお試しあれ!

今回教えてくれたのは

猪俣慎吾さん
フリーカメラマン兼キャンプコーディネーター。20代のときにカメラの師匠に連れていってもらったキャンプから、キャンプにどっぷりハマり、道具は六畳一間が埋まるほど所有。プライベートでも仕事でもキャンプづくしの生活を送る当企画の担当カメラマン。

POINT.1
太陽の位置を気にして撮影しよう!

キャンプのように屋外の写真撮影では、太陽の光がとっても重要。この太陽光をうまく使うだけで、見栄えがグッと変わります。ポイントは「半逆光」。太陽の光が被写体の斜め後ろに当たる位置でシャッターを切ってみましょう

半逆光とは、被写体に斜め後ろから当たっている光のこと。反対に、斜め前から当たっている光を斜光と言います。

美味しく映るキャンプごはんの撮り方

半逆光の撮影で劇的に見栄えが変わる被写体の代表格が料理。半逆光を使うだけで、誰もが「これは美味しそう!」と思うキャンプ料理の写真になります!

早速、検証。レシピコーナーでも好評だった「スパイシーチキンのケバブ風」を被写体に、まずは太陽を背にして撮ってみます。

順光で撮った写真

料理はハッキリと見やすく写っていますが、濃淡のない写真になりました。
続いて撮影のポイントを先ほどと反対側に移し、半逆光になる位置から撮ってみます。

半逆光で撮った写真

光の反射で料理にテカリが出て、とっても美味しそうな写真に!

背景に地面が入るように撮ると、場所も表現できて、よりキャンプごはんという写真になります。

キャンプごはんを美味しく写すポイント

太陽の位置に合わせて撮影ポイントを変え、半逆光の位置から撮る
背景に地面や緑をあえて入れて写して、キャンプの料理だとわかりやすくする

テントサイトを素敵に撮る方法

テントサイトも半逆光を使えば、より素敵な写真に仕上がります。テントサイトのように大きくて動かせず、撮影の向きも決まっているような対象の場合は、時間帯がポイント。太陽が傾くのを待ち、テントの背の方向まで傾いたときがシャッターチャンスです。後ろから照らされたテントサイトは、ふわっとやわらかく映ります。

正午に撮った写真

夕方前に撮った写真

半逆光で撮ると、テントや景色がキラキラして見えるように撮れました。

テントサイトを素敵に撮るポイント

太陽が傾くのを待ち、テントサイトが半逆光になった時間帯に撮る

半逆光はいろいろなシーンをキラキラと写せます。他にも、キャンプサイトにある様々な景色を半逆光で撮ってみると面白いですよ。

夕日を使って撮ってみる

太陽がもっとも傾いた状態である夕日を使って撮ると、手軽に素敵な写真を撮影できます。キャンプ場の周りにあるものを、夕日の光で撮ってみました。

こちらは夕日の半逆光でキャンプ場にある緑を撮ったもの。葉っぱが輝いて写っていてみずみずしく感じます。

太陽がかなり傾いてからの写真。橋の柵を使って夕日を隠して撮影すると、光が当たっているところだけが輝いて、情緒的な写真に。

夕日が沈みこむ時間帯のキャンプサイト。空の色合いが変わっていく日没直後の時間帯は、どんな風景でも美しく撮れるということから、写真や映像の世界では「マジックアワー」と呼ばれています。変わりゆく空の色が、何もしなくても撮影した写真の雰囲気を幻想的なものにしてくれるので、ぜひこの時間帯に、いろいろなシーンを撮影してみてください。きっといつもと違う写真が撮れるハズです。

キャンプの写真って、本当に太陽次第だね。

そうだね。曇りや雨で太陽がまったく顔を出していないと、写真の雰囲気は全然違ってくる。マジックアワーにも遭遇できないしね。

写真のことも考えると、晴天キャンプのありがたみがさらに増すね。晴れた時は、もっともっと写真を撮ってカメラを特訓するぞ!

POINT.2
キャンプギアの写真は
画面の1/3に収めると雰囲気が出る!

カメラに全然興味がない方も、「写真は構図が重要」ということは聞いたことがあるのではないでしょうか。対象物を写真のどの位置に写すかで、できあがりの雰囲気はずいぶん変わります。今度はランタンを被写体に検証。まずはランタンが真ん中に入るように撮ります。

ランタンを真ん中に写した写真

対象を真ん中に写す構図を「日の丸構図」と言います。全然悪くない写真ですが、今度は、ランタンが写真の左1/3に収まるように撮ってみましょう。

ランタンが左1/3に収まるように撮った写真

右の空いたスペースにテントが写り込んで、キャンプ感が格段にアップ!それでいて、ピントをちゃんとランタンに合わせれば、自然とランタンに目がいくランタン主役の写真になります。

この構図は三分割法と言って、写真の構図の中でも基本的なものなので知っている方も多いと思います。ちなみに、今回は左の1/3を使いましたが、もちろん右の1/3でもOKです。

自然を背景に撮るのも良いですが、テントやファニチャー類などをさりげなく入れて撮った方が、キャンプシーンを表現できます。

キャンプギアを雰囲気良く撮るポイント

構図は三分割法で、被写体を左右1/3の中に収める!
背景にテントやファニチャー類を入れると、よりキャンプシーンを表現できる!

POINT.3
身近な小道具で見栄えをアップさせるテクニック

キャンプでの撮影ではとにかく太陽の光が重要だということを説明しましたが、太陽の光は時間帯をはじめ、季節や天候でも強さが変わります。そこで、その光をコントロールするためのちょっとした裏技をご紹介します。光を調整することができれば、写真のクオリティをより高めることができます

必要なもの

半透明のゴミ袋と真っ白なタオル

影を消したい時は真っ白なタオルで光を反射!

半逆光で撮影すると、光の具合によっては影ができて対象が暗い印象に写ることがあります。そんな時は、タオルをレフ板代わりに使用します。光を反射させ、光の当たっていない側からも照らすことで、影を取り除き明るい雰囲気にできます

光の当たるところに真っ白いタオルを広げ、光が反射するように構えるだけ。

タオルなしの写真

これにタオルを使うと、

タオルありの写真

影が薄くなって、全体的にほんのり明るく。

少しの工夫なのに、違いがある~!

コントラストが強すぎる時は
半透明のゴミ袋をディフューザーに!

今度は、光をディフューズ(拡散)させる方法。太陽の光が強すぎると、影が濃く出すぎてしまうなど、光が当たっているところと当たっていないところの差がくっきり出て不自然な写真になることがあります。そんな時は半透明のゴミ袋でワンクッション挟むことで、光がやわらぎ明暗差を抑えることができます

こちらも使い方は簡単。光を遮るように、光と被写体の間にゴミ袋をかざすだけ。

ゴミ袋なしの写真

ゴミ袋ありの写真

全体的にぼんやりして、自然な印象の写真になりました。

ある程度自分のイメージ通りに写真が撮れるようになると、細かいところが気になってくると思います。ライティングやカメラ機材がなくても身近なものでより綺麗に仕上げられることもあるので、ぜひ覚えておいてください!

見栄えをアップさせるポイント

身近なアイテムを使って光をコントロール!
全体を明るくしたい時は、真っ白なタオルで光を反射
コントラストを抑えたい時は、半透明のゴミ袋で光を拡散

太陽や構図を意識して
素敵な写真を残そう!

難しいテクニックがなくても、太陽や構図を意識するだけでキャンプ写真の雰囲気は大きく変わります。いままで写真に興味がなかったという方も、「憧れのキャンプギアを初めて使ってみた」「最高のキャンプ料理が作れた」「テントサイトを格好良くコーディネートできた」など、そんな心揺さぶられるシーンに遭遇したら、ぜひ格好良く写真に収めてみてください。きっといつ写真を見ても素敵な思い出が蘇ってくるハズです。

キャンプでもっと「いいね!」な写真を
簡単に撮る方法まとめ

料理は半逆光の位置から撮る
テントサイトは、太陽が傾いて半逆光になった時間帯に撮る
日没直後のマジックアワーに撮る
キャンプギアは写真の左右1/3の中に対象物を収め、背景にテントなどを入れて撮る
光の調整がうまくいかないときは、タオルやゴミ袋を使って光を調整する

おまけ
いつもと違う撮影が楽しめるアイテム・機能

普通に写真を撮るだけじゃつまらない!という方へ、ちょっと気分を変えて撮影を楽しむことができるアイテムや機能をご紹介します。

スマートフォン用広角レンズ/接写レンズ

スマートフォンで接写と広角撮影ができるレンズキット。本体にレンズを取り付けるだけで使えます。

左が広角レンズなしで撮った写真で、右が広角レンズを付けて撮った写真。テントサイトと背景をしっかり撮りたい!そんなとき、このレンズを使えば撮影可能な範囲が広がります。

接写レンズを使うと、焦点の周りをボカした写真もスマートフォンで撮影可能です。

タイムラプス

一定間隔で連続撮影した写真を繋ぎ合わせて動画にするタイムラプス撮影。多くのスマートフォンに備わっているので、使ったことがある方も多いのではないでしょうか?
キャンプでは、テントの設営やキャンプ料理など、何かを作り上げる工程を撮影するのがおすすめ。作業中の自分の動きを俯瞰で見ることはそうそうないので、結構楽しめます。

長時間撮影する際は、スマートフォンを三脚で固定。風などで倒れないように重り(写真ではリュックを使用)をつけて安定させるのがポイントです。

今回は、わたしのテント設営シーンを撮ってみました。

意外とスムーズに設営できました。緊張した(笑)。

360度カメラ

最後は360度ぐるーっと撮影できる変わり種カメラをご紹介。普通のカメラで撮るのとは全然違った面白写真が撮影できます。

写真撮影は思い出を残せるだけでなく、遊びとしても楽しめます。ぜひいろいろなキャンプシーンを撮ってみてくださいね。

監修:猪俣慎吾

今回の遊び場

長瀞オートキャンプ場
〒369-1312 埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1
http://www.nagatoro-camp.com/

※このコンテンツは、2018年3月の情報をもとに作成しております。