アウトドア用語集
「や・ら・わ行」の用語

  • ランタン

    野外で使用される小型照明器具。燃料、熱源によってさまざまなタイプが販売されている。主なものは、電池、ガス、ホワイトガソリンだ。話題はLEDタイプで、照明時間が長く、室内でも使えるのが特徴。灯油はあまり見かけなくなったが、キャンドルランタンは炎のゆらぎが独特の雰囲気を出すので根強い人気がある。オートキャンプの場合、調理用のストーブも持っていくことが多いので、燃料は共通にしておいたほうが何かと便利だろう。

    ランタン
  • リュブリカント

    燃焼具のポンプカップ用潤滑油。ホワイトガソリンを使用する燃焼器具では、ポンピングをするためのレバーが付いているが、その根本に密閉性を高めるためのパッキングがついている。この部分が柔軟性を失い、固くなると、スムースなポンピングができなくなるばかりか、最悪の場合、加圧できなくなる。そのため定期的に注油する必要がある。リュブリカントはそのための専用潤滑油で、ツーバーナーランタンを使う時には必携だ。

    リュブリカント
  • レイヤードシステム

    衣服の重ね着のこと。野外では気温や湿度、風雨など私たちを取り巻く自然環境は、常に変化する。それに対応するためには、インナーからアウターまで素材や機能、デザインの異なる何枚かの衣服を重ね着し、状況の変化によって脱ぎ着するのがもっとも合理的だ。最近ではレイヤードを前提にして企画されたシリーズ商品が登場しているが、ジッパーやベルクロで衣料同士の脱着が可能な高機能タイプもあり、注目を集めている。

  • ロッジテント

    方形のシルエットを持つテントの総称。かつてファミリー、大人数向けテントといえばこのタイプが主流だった。直線的な太いポールで梁のような骨組を作った上で、生地を被せたり、フックでぶら下げる構造が多く、重量がかさみ、コンパクトな収納が難しいという課題があったため、近年は、オートキャンプでもドーム型が普及している。しかし、四隅までスペースが無駄にならず、ロッジテント独特の居住性と解放感を好むファンも多い。

    ロッジテント

写真提供:コールマンジャパン株式会社、浦 壮一郎