うみへび座
●星座の特徴
「うみへび座」は、春の南の空に長く伸びて広がっている星座。全天に88個ある星座のうち、最も大きな星座。だが明るい星が少ないので、やや見つけにくい星座である。
●星の位置関係と見つけ方
目印は赤っぽい2等星のアルファルドで、「孤独なもの」という意味がある。周りに目立つ星がなく、寂しげにポツンと光っていることから命名されたのだろう。ここがヘビの心臓にあたり、右(西)に顔が、左(東)に長い胴が伸びている。双眼鏡などを使って、端から端までたどってみると面白いかもしれない。
ギリシャ神話では、ウミヘビは9つの頭を持つ怪物ヒドラで、勇者ヘルクレスが退治した。その戦いの際にヒドラの仲間であったカニがヒドラを助けようとするのだが、こちらもヘルクレスに倒されてしまった。
監修者
株式会社アストロアーツ
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