小まめに補給を!
【はじめてのトレッキング】トレッキングの栄養補給法

更新日:2012.05.10

エネルギー源は炭水化物で

トレッキングはエネルギーを持続的に消費します。そのため、栄養補給が不可欠で、炭水化物が重宝されます。また、即効性のエネルギーとしては、ナッツバーや飴、チョコが有用です。

長時間の有酸素運動では、エネルギーは一度に大量に摂るよりも小まめに補給するほうが合理的。ちなみに、体内のエネルギーが枯渇すると、いわゆる「ハンガーノックアウト(低血糖)」という状態に陥り、動悸、息切れ、だるさ、歩行意欲の減退を引き起こすので要注意です。違和感をおぼえたら即効性の糖分(飴、チョコ、ブドウ糖ブロック)を素早く口にしましょう。

山歩き前日には、お米などで炭水化物を蓄積しておいたほうが効果的です。肉などのタンパク質は、下山後に筋肉再生の材料として摂るほうが理に適っているというワケ。

水分補給は小まめに行なう

トレッキングでは、汗が出ていなくとも体は皮膚や呼気を通じて多量の水分を失っています。
また、エネルギーの生成にも水が必要で、体重の2%の水分を失うと危険とされています。個人差や気温にも左右されますが、山歩きで体から失う水分量は、体重(荷物含む)kg × 時間 × 5gを目安にするという説があります。また、水だけでなく塩分などの電解質の補給も必要で、こちらは食事やスポーツドリンクでOK。